花組大劇場公演『はいからさんが通る』の初日が昨日行われたということで、各社記事が出てます。
舞台上で「密」になることを防ぐため、フィナーレの群舞について、登壇者を減らすなど演出の一部を変更した。
販売席数は客席総数の約半分の1274席にし、通常140人の立ち見も20人に絞り、前売りで全て完売した。
↑ 神戸新聞NEXTより。
↑ こちらも神戸新聞NEXT。
午前10時には、宝塚大劇場の正面ゲートが開いた。大劇場への入り口は4カ所あるが、この日はコロナ対策で一つに絞られた。一部の飲食店も営業を再開した。
↑ 朝日新聞DIGITALより。
↑ MBS
↑ サンテレビNEWS
↑ 日本経済新聞
↑ 産経NEWS
コロナ禍が完全に収まっていない中での再開に、宝塚は万全の体制で挑んだ。柚香も待ちに待った初日に「休んでいる間、どれだけ舞台を愛しているかわかりました」と感極まり、言葉を詰まらせながらあいさつした。
宝塚は1組が約80人。大所帯の密を避けるため、今回は舞台上の出演総数を60人程度に制限。花組は6月末に再集合したが、通常は使用しない大劇場も稽古場として解放。劇団内に8カ所ある稽古場もリモートでつなぎ、1カ所に集まる生徒数も制限した。
ガイドラインも作られ、2人以上での会食を禁止。出演者は当日起床時の検温結果を開演3時間前までに劇団に連絡するシステムも構築した。舞台以上に密となる楽屋の換気や除菌も徹底したが、近畿圏での感染者も増え、小川友次理事長も「まだまだ黄信号を渡って行かなければいならない。だけど夢と感動をお届けする」と決意を新たにしていた。
↑ デイリーより。
ジェンヌさんたちの取り組みもよくわかります。公演再開に向けて本気でやってくれてたのね……!
↑ こちらもデイリー。
オーケストラの生演奏はなく録音の曲を流したが、大立ち回りなど演出面ではコロナの影響はなし。一方、ショーでは舞台上で一斉に踊る人数を絞り、フィナーレの最後でラインダンスのダンサーが立つことが多い大階段には誰も並ばなかった。
↑ スポーツ報知より。
再開にあたって、劇団は多様な対策をとった。劇場への入り口は1カ所に絞り、検温機器を5台設置。マスク越しに体温を測り、消毒をして場内へ。ファンが集うロビーでの食事は禁止で、売店では飲み物や菓子類以外は販売を取りやめ、食事用のカウンターも撤去された。
その空いたスペースは、トイレ待ちの行列用に使われ、じゅうたんには、間隔を保った待機位置を示す「足元マーク」が並んだ。
↑ 日刊スポーツより。
↑ これも日刊スポーツです。
前日16日に大劇場で行われた通し稽古には、かつて花組に在籍していた雪組トップ望海風斗(のぞみ・ふうと)ら、生徒の姿も多くあった。客席の収容制限や、稽古場、楽屋での密回避の工夫など、演劇界には課題も山積する。
柚香は、これらを思い「私たちの公演が、どのように日々を重ねていけるかによって、宝塚だけではなく、エンタメ業界に影響してくると思う」との責務も口にした。
「皆さまの笑顔が見えた瞬間、何にも代えがたい愛にあふれた空間でした。羽根の華やかさに、自分が押しつぶされないような芯をもって背負いたい」
↑ こちらも日刊スポーツより。
いろいろと対策をする必要もあり、出演できる組子も限られた中での上演ではありますが、よい初日だったようでよかったです。
コロナ禍の影響はまだまだ気になりますが、宝塚歌劇の上演が続きますように。
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