昨日6月27日は宙組大劇場公演『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』の初日でした。
宝塚歌劇団107期生にとっては初舞台、ついに舞台デビューということでおめでとうございます!
宝塚音楽学校時代はコロナ禍だったこともあり、リモート授業など他の期以上に大変だったことと思いますが、皆さんいいジェンヌさんになられますように。
さて、少女向けバレエ雑誌『Clara』に彼女らの記事が出てます。
2020年12月号から2021年2月号の3号にわたって特集が組まれていたんですよね。
いずれも内容が濃くて読み応えがありました。
インタビューなどは宝塚音楽学校時代のもののため、主にすっぴん(素化粧)、本名での掲載です。
ただしこの項では芸名で書きます。
2020年12月号
受験のきっかけ、入学して感じたこと、好きな授業、学校生活で楽しいと思う瞬間、今後の目標や抱負のインタビューです。
登場しているのは、碧羽・和波・白綺・美玲(敬称略・順不同)。
碧羽さんは、7才のときに『エリザベート』をテレビでみたのが受験のきっかけ。
タップダンスを小学生のころから習っていたそうです。
和波くんは、受験のきっかけとして「家族全員宝塚が好きで、4才上の姉が音校に入学して努力している姿を見て、私もがんばりたいと思い、受験を決意」とのこと。
お姉さんは雪組の蒼波くんです。
入団首席の白綺さんは、今後の目標・抱負として「責任をもって結果に言い訳しないということ。休校期間に落ち込むこともあったが、お客様には関係のないこと。つねに自分に責任をもち、芸事に向き合う人でありたい」と語っていました。
かっこいいですね。
美玲さんは、おばあさまとお母さまがヅカファン。
外国や日本の歴史上の人物など、自分以外の人生を生きられる演劇の授業が好きだったそうです。
2021年1月号
内容は107期生6名へのインタビュー。
受験に向けてのレッスン、第1次試験(面接)、第2次試験(面接、歌唱、舞踊)、第3次試験(面接、健康診断)、これから受験する人に伝えたいことを答えています。
登場しているのは、一輝・結花・風立・七彩・澪花・奈央(敬称略・順不同)。
受験準備について
一輝くんは、それまでバレエしか習っていなかったので、声楽の先生に楽譜の読み方から指導してもらい、ジャズダンスは半年ほどレッスンを受けたそうです。
結花さんは、宝塚OGに1年間、声楽やジャズダンスなどを習ったと。
風立くんは、4ヶ月前から声楽とジャズダンスを習い、体型や肌をキレイにするため、野菜や肉をメインにとるよう意識したそう。
第1次試験
今は面接のみなんですよね。
七彩さんも澪花さんもとにかく笑顔を意識していたそう。
澪花さんは「炎を背負っているイメージで、気合いで臨んだ」らしいです。炎を背負ってってかっこいいな……!
第2次試験
「当日の朝にバレエとジャズダンスの課題の振付をもらう」と七彩さん。
澪花さんによれば「バレエはアダージオからピルエット、グラン・パ・ド・シャまで、センターのあらゆるパをグラン・ワルツの曲につめこんだようなアンシェヌマン。」だったそうです。
奈央くんいわく、歌唱試験は10人がいっしょに教室に入り、1人ずつ歌う形だそう。
また、その場で楽譜をもらう新曲視唱もあります。
第3次試験
面接と健康診断です。
面接については、先生方がたくさん質問してくれた、答えに笑ってくれたなどと答えています。
先生方は宝塚歌劇団の演出家などなので、憧れの人に会えたという喜びもあったようです。
これから受験する人に伝えたいこと
この号で登場した6名全員からメッセージが贈られています。
風立くんは「最後は自分の意志が一番大切、後悔しないよう努力を」。
一輝くんは「受験に挑戦できるのは当たり前ではなく幸せなこと、家族やまわりの人たちへの感謝を忘れずに」と。
結花さんは「私も自信を無くしたり悩んだりしたが、そういうときは宝塚の舞台を見て、自分の夢や憧れている人を思い出しがんばってほしい」という話をしています。
2021年2月号
107期生4名が登場し、バレエ歴、入学試験のバレエの審査、音校のバレエの授業、今後の目標や抱負を語っています。
学校職員・永穂ヨウ子さん(元雪組・月組組長のナガさん=飛鳥裕さん)のコメントもありました。
登場した107期生は、瑞季・瀬七波・世奈・相星(敬称略・順不同)。
瑞季さんはバレエを4才から習い始め、高校生のとき2年半イギリス留学。本格的にやってたのね……!
瀬七波くんも負けてはいない。4才から習っており、宝塚歌劇に出会うまではバレエダンサーを目指していたのだそうな。
その一方でバレエ歴が短い人も。
世奈くんは高2のときに音校受験を決意。バレエは受験まで1年学んだだけ。
相星くんもバレエは高1から受験までの1年間習ったのみです。
そんな音校生でもなんとか舞台で踊れるようにするのが宝塚音楽学校。
先生方が根気強くていねいに指導してくれるし、同期生もできないパを教えてくれたりするのだそう。
2020年5月号(106期生掲載)
現在研究科2年目の106期生の記事が『Clara』2020年5月号に出てたので、そちらもご紹介しておきます。
「宝塚音楽学校文化祭レポ」と題され、文化祭の写真が3ページ、106期生上位6名のインタビューが1ページの計4ページの特集です。
106期生も芸名ではなく本名で掲載されています。
インタビュー内容は、文化祭にかける想い、舞台を終えて、学校生活で一番思い出に残っていることなどでした。
興味のある方はどうぞ。
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