『舞音-MANON-』感想・1
月組大劇場公演『舞音-MANON-』初日を観てきました。
えっと……何をどう言っていいのかわからないというのが正直な感想。
すごく面白かったわけでもなく、駄作だと叫ぶほどでもなく、いろいろあったけど単調に感じた。
自分の感情の盛り上がりどころがなかったと思う。
水の精霊、きれいだったなぁ。
表情を消したメイクが神秘的。
あのさらさらとした空気感が、なんか水墨画みたいだった。
そう、景子センセイの作品だから、絵的にはきれいなのよ。
ただし静的な美しさで、舞台のダイナミズムがないから退屈だったんだわ。(小池さんとかサイトーくんとかが得意な分野ね)
・タイトルロールのマノンのちゃぴは、人間、やっぱ得意不得意があるもんだなと……。
きゃっきゃした声音での演技は、これどっかで見たことあるよねと過去作をいくつか思い起こしてしまった。
具体的には『ルパン』のカーラ、『明日への指針』へのレイラあたり。
ミーマイのサリーとか、風共のメラニーとか、『1789』のアントワネットとかはすごく好きだったんだけど、今回みたいなのはどうもな。
単に私の好みじゃないだけかもしんない。
まさおシャルルと一晩過ごしたあとの、生腹はごちそうさまでした。
ちゃぴさんの生腹、いつぶりだっけな。
『アルジェの男』の新公ヒロインはおぼえてるぞ。
・たまきちと宇月がかっこよかったです。
たまきちはあのガタイがいいな。
シャルルを追いつめるのに無言の説得力を持つ。
・本公演で宇月がこんだけ大きな役をやるのっていつぶりだろう。
「紅虎家」の支配人で、裏にも通じてます。
冷静沈着な瞳と働きぶりにぞくぞくしました。
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