全ツ版『Heat on Beat!』感想・４
・「枯葉」を歌うのはみやるりとすーちゃん。
すーちゃんは美声じゃないけど、人生の年輪を感じさせる歌声で、シャンソンに合っていた。
こういう大人の味わいがあるのもいい。
みやるりは若い美形なので、コンビとしては「マニアックな…」とか「年上の女がお好きですか」とか言いたくなるんだけど（失礼）、乳くさい娘より円熟した女を選ぶほうがなんとなくフランスっぽくてそれもまたシャンソンっぽいのであった。
・まさお＋みやるり・マギー・るう・ゆりやんと踊る黒ドレスのちゃぴの成長ぶりには目を瞠った。
いつの間にこんなに黒ドレスが似合うようになったんだ。
そしてかわいいだけじゃなくなった！
色気は足りないながらも大人っぽさが出せるようになったんだねぇ……。
ていうか、ほんとに成長速度がすごいんですが彼女。
転向から１年半足らず、娘１就任からはもっと期間が短い。それを抜きにしても、まだ研４ですよ彼女。
すごいわー。
そしてマギーさんと並ぶと妙にしっくりくるな。
体格の問題か。
・パレードの階段降りの順番が不思議。
考えてみりゃ初演時は娘役トップ不在であいあいとしずくがヒロインやってたんだよなぁ。
それを受けて今回もエトワールゆめちゃんのあとに早々にちゃぴが降りてくる。
…なんか変な感じ。
新体制に合わせてもいいと思うんだけど。
というか、早々に降りてきたちゃぴはいったん舞台からハケなきゃいけなくて、あの大羽根を背負いながらカニのように横歩きして狭い通路に消えていくのが大変そうであった。
階段降りの順番は、
ゆめ→ちゃぴ→ゆうき・ゆりや・るう→マギー→みやるり→まさお
だったかな。
みやるりが２番手で降りてくるのに感動する。星時代では考えられない出世だよなぁ。
とはいえ、羽根は小さいものなんだけど。
・以前書いたように前楽でまさおのマイクが変だった。
位置がおかしいのか声がくぐもって聞こえ、まさおもマイクを直しながら階段を下りてくる。
２本の指でつまんだマイクをびよんびよんと弾くようにして。
でも最後には諦めたのか、歌が一番盛り上がる直前、大きく息を吸うところでタイミングよくビィィィンと弾いた。
不調をネタとして扱ったよこの人（笑）。
爆笑する観客にニヤリと笑ってたのを私は忘れない。
