『Apasionado!!III』感想・4

月組

●ヴァレンチノの最初は、センターにあり、そしてあちくんとかおとくんのアクトル3人の歌。
この並び、芝居『激情』のマタドールといっしょだ。
わざと芝居と合わせたなのか、単にスター枠で考えたらこうなったというだけなのか。

・ナターシャはちゃぴさん。
エド8のアステア姉を思い出したけど、あのころから考えるとほんときれいになった。

・この場面は娘役さんにたくさん役がつくのがいい。
歌のソロはくれあちゃん・夢羽さん・茜さん。
茜さんはやっぱり上手い。

・たまきちヴァレンチノの相手役の女優にちゅー・わかば・はーちゃん。
スターとしての格が上がるにつけか、女優さんがどんどん優しくなっていく。

ちゅーちゃんのヴィオレッタは「お放し!」とばかりの高慢さがよくて、わかばのドンニャ・ソルになると仲間意識が感じられて、はーちゃんのヤスミンなんてメロメロだもんね。

・アクトリスにこっそり男役さんが混じってるのを探すのも楽しい。
ルイセとヤスです。けっこうきれい。

・カゲソロに春海くん。
芝居でもショーでも、脇で重用されていきそう。

・たまきちのヴァレンチノは、往年の大スターというには若い感じ。
もちろん、ヴァレンチノの享年は31歳で若いんだけど、見せ方や色気の面でもっと熟したらいい。
トップに立って数年後に見たらまた違うだろうな。

でもたまきちが一生懸命に踊る姿が、ヴァレンチノの若い死の悲しさを表しているとも思う。

●中詰の「熱帯夜」は女装祭りです。

お花ちゃんズメンバーは、あり・れんこん・優くん・まんちゃん・まゆぽん・るね・とし。
ただし登場順は正確じゃないかも。
まんちゃんが休演のときはあちくんが代役で入ってました。

トップバッターのありは、『A-EN』での女装時のダイナマイトっぷりは少々おとなしくなってたような。
もちろん迫力はあるんだけど、ちゃんと女装の範疇に収めてきたというか。

れんこん・優くん・るね、みんなきれい。

まんちゃんはお歌に少々おおぅとなったんだけど、休演となるとやはりさびしいものです。

代役のあちくんはカツラはまんちゃんのをそのまま使ってたんだと思うけれど、本人用にあつらえたように似合ってた。
歌もふつうにうまい。

歌えるまゆぽんが歌わない役どころかよ! とは思ったけど、あの濃いところをやれるのはまゆぽんならではだ。
梅田はすっしーさんの流れのちょっとお笑い寄りでしたが、富山・金沢はリュウ様寄りの迫力美女方向に演じてました。
迫力美女のほうが好き。

トリを務めるとしは何パターンカツラを用意してるんだっていう。
そんなに楽しみだったのか、お客さんを喜ばせるサービスなだけか。きっと両方だろうな。

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月組

Posted by hanazononiyukigamau