『A-EN』(ARTHUR VERSION)感想・4

月組

●ラテンなゴールドの場面。

最初はまゆぽんとはーちゃん+男役4人が幕前で歌い踊ってたはず。

この場面のはーちゃんが好きでさぁ……!
かっこいい! きれい!
この場面ははーちゃんロックオンです。
はーちゃんは基本的に好みの顔じゃないんだけど(すみません)、今回、この場面に限らずすごくきれいになったなぁと思った。

思い切りのいい歌とダンスで目が釘づけでした。

・中階段にあーさがラテンのびらびらした衣装を着て立ってます。
ヅカにハマりきってなかったころ「この衣装、需要あんの……?」と思ってた何段にもフリルがついたアレ。
今でもその気持ちはあるんですが(笑)、あーさは着こなしますよ。
顔が濃いからか?

ダルマの男役5人+娘役1人(叶羽さんというのがなんか笑える)をはべらせてあーやこーややってます。

「今夜はお前だけだ」的なことを歌ったそばから別の2人に腕を回してたりするのがもう笑えます。
で、皆さん振付で「ハァーン」的に倒れこんで下さるのが微妙に笑いのツボにきます。

中階段上で絡みくるかー! と思ったらわりとあっさり本舞台にずかずか下りていって、半分いなされた形の優くん(星組のべにーさんに激似。目はかっ開きません)が軽く「チッ」みたいな表情だったのも笑えました。
ついでに優くんがあーさの隣で小さくなってくれるのも「同期愛!」とこれまた微妙に笑えます。

私、笑ってばっかだ。
全然笑う場面じゃないのに!

・あーさの歌「Too Darn Hot」好きです。
熱いわー。
いろいろ歌いこなすなぁ。

・ラテンの場面の相手役はじゅりあん。
研1です。

これがすごく私好みのオカマで。
この子色気ある!
度胸ある!
すごくキレイな男役の女装。

パンツスタイルで踊るんですが、客席への目線のやり方とか、あーさに向ける媚態とかがめっちゃ素晴らしかった。
あーさに対峙する強さもほどよい感じ。
ほんとに研1ですか。
なぜこの人を文化祭のときは完スルーしてたんだ私は……縣くんがいたとはいえ。
(A組の演劇の主演をやってたようです。文化祭プログラムを見たら、役付的にダンスが得意で歌はそれほどでもないっぽい)

あーさと床をごろごろする場面もあったんですが、むしろそのあとの、事後のけだるさや後ろ髪を引かれて離れかねているような余韻がすごくて、ああこのまま何ラウンドもやるな、ていうかエンドレスだなと思いました。
(なんかすいません)

2人のダンスに引き込まれて、「成績優秀なのはダテじゃないな」と。
成績の良し悪しと魅力の有無とは別問題ですが、なにかを表現するためにスキルは必要ですから。

この場面のみくの歌も好き。
歌で雰囲気が作られる。というか、みくの歌が好きで彼女を見ていて床ゴロゴロを最初の2度見逃しました……。
千秋楽の前にネットの海を彷徨わなければ、床ゴロゴロを知らないままだったかもしれません。
危ないところだった。

・金色のポンポンを持った人たちが出てきて中詰。
さっきまでのムードを一瞬で変えてくれます(笑)。
客席降りもありますが、ポンポンを持ってるのでお触りは無し。

でもここに限らず、場面の転換の仕方がすごくよかった。
野口センセイというショー作家が登場してくれたのが嬉しいです。
まだ1作目だからなぁ……とは思うけど、今後も期待せずにはいられません。

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Posted by hanazononiyukigamau