月組『ベルサイユのばら』-オスカルとアンドレ編-感想・8

2021-02-13月組公演感想,月組

●宝塚のオスカルは女らしすぎるくらい女らしい人で、心情も体の使い方もほんとに女らしい。
宝塚の娘役が「ただの女」ではない技術を必要とするように、オスカルは「男装の麗人」としての技術が求められる。
それもただの「男装の麗人」じゃなくて、男に恋する乙女としての…。

そういうややこしさを持っているがゆえに、凛々しく軍服を着つつも女らしさの表現として内股ぎみだったり身をすくめる仕草だったり殴られて倒れた姿がなよなよしてたりする。
ぶっちゃけ、古臭いほどに。

男として育てられ、男であろうとしていたオスカルがあんなに女っぽくなるか?(宝塚の男役なんて座り方からしてもう…)という疑問はあります。
それはまさおの問題じゃなくて、宝塚版のベルばらの問題なんだろうけど。

それはそうと、男役として生きてきたまさおがオスカルをやってる姿には、苦労をねぎらわずにいられない気持ちでした。
あの脚の使い方とかさー、立ってるだけ、座ってるだけで疲れそうだよ…。

それはそうと、お母さんに甘えるところがすごくよかった。

それと、1幕終わりのブイエ将軍に毅然と立ち向かうところも。

●バスティーユの白旗について。

4回観たんですが、1階席と2階S席では白旗が見えました。
ただし2階も4列目くらいになるとどうにか見える、くらいのものでしたが。

2階B席では見えなかったと思う。

●プロローグの小公女はみゆと海乃さん。

みゆはなにげにぐいぐい押してくる感じの子だなぁ。
ものすごく弾んでる。

海乃さんの小公女はそのまま育てば淑女になりそう。
みゆの小公女に比べてしっとりと落ち着いている。

●ル・ルーのみくは上手かったぁぁぁ。
みくはなんでもやるなぁ。そしてなにやらせてもほんとに上手い。

アンドレとじゃれてるところもこしゃまっくれてるのにウザくないし、「ごめんあそばせっ」では笑いをとるし、オスカルがパリへ出立する場面では辛さが伝わってくる。

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