『ルパン』感想・1

本公演の『ルパン』は3回見た。
初見は正直なところ意識が遠のいた。(それも最前列で)
だが回を重ねるごとに不思議なことに意識が保てるようになった。

最初に落ちかけたのはハリー作品にありがちな舞台の暗さ、舞台上の人数の少なさが初見で意識を失いかけた原因だと思った。
それと話の難解さ。
ついでに意味わかんない感じに突然挿入される歌も……。

原作を読んでるのにも関わらず、この作品の謎解き部分がわかりませんでした。

※以下、ネタバレ注意※


最終的には英国諜報部のしわざ、というところに落ち着くんだよね?
ジャンヌ・ダルクの告白が記されている『理(ことわり)の書』を手に入れるのが彼らの狙い。

で、英国諜報部はルパンが『理の書』を持っていることを元々知っていた。
が、ルパンの生死は知れない。
それを知るためにカーラに送られるはずの金貨をルパンの名前で盗む。
ルパンが生きていれば、自分の名前を騙る人間をそのままにするわけがない。

彼らの目論見どおり、ルパンは金貨を取り戻し、本来の受取人であるカーラに渡す。

それを通じて彼らはルパンがカーラのためならなんでもする人だとわかるようになった……のか?
英国の王位継承問題にカムフラージュして事を運ぼうとしていた……のか?

よくわからんのです。

まず、そもそも『理の書』の持ち主はルパンだと知っていたのか。
なぜカチャがまさおがルパンだと気づいたのか。(オックスフォード公のパーティに遅れたからわかったの?)
王位継承問題ってカムフラージュになってたのか。(単にルパンが勘違いしてたというのならわかる)
カムフラージュする意味ってあったのか。

あ ら ゆ る こ と が わ か ら ー ん 。

その謎に頭がいっぱいになって、なんか疲れちゃったのだな、初見は。

2回目からは、簡単に言えば慣れた。
謎はあいかわらず解けないけど、わからんものはわからんなりに放置しとけばいいや的な投げ方がわかった。
話がわかんなくても、出演者のかっこよさ・美しさを楽しみ、彼らの演技を味わえばいいやというヅカファン的な見方に着地できた。

ついでに言うと、新公はミステリーじゃなくて恋愛物だったので(たまきちのほうがカーラに対してちゃんと意識をもってる感じがしたんだな)、謎は謎としてルパンとカーラを中心とする人間ドラマを楽しめた。
そういう意味で新公は非常に観やすかった。
ミステリー部分の比重が軽ければ、謎解きができなくてもさほど気にならないもの。

ジェンヌさんの出番が少ないのは、次のショーが総力戦で大変だからバランスをとったんだ、と思うことにする。

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