月中日『風と共に去りぬ』感想・3
2月22日に観た月組中日劇場公演『風と共に去りぬ』の感想の続き。
●「どうするスカーレット、だれも同情してくれない」という理事バトラーがかっこよすぎです。
スカーレットを愛しているけれどとてもシビアでもあるんだよね。
嫌なやつでもあるんだけど、それに収まりきらない人間性があります。
・上記のセリフを言う場面は舞台の使い方が好き。
上手下手に分かれた2段になったセットでいろんな人がそれぞれの立場でものを言い、歌う。
この歌の噛み合わせ方がよかった。
・姉・スカーレットを嫌うスエレンを演じるみくちゃんはやはり上手い。
下の妹・キャリーンを演じた夢羽さんは、大人しく、あのスカーレットすら信じている心の清さを出していて、姉妹で好一対だった。
●みつるの歌……。
上手くないのは前から知ってたんだけど、ここまでだったっけな。
●さやかさんのマミーは月組版も良かった。
星の全ツに比べて少しコミカルな場面が増えるのね。
スカーレットが監獄のバトラーを訪ねる場面で、スカーレットとともに踊ってました。
●バザー会場の場面で最初に娘役さんたちが歌い踊るんだけど、センターにいる役名のある2人はいいとして、他の娘役さんのドレスに泣けた。
生地が薄っぺらいせいか、わっかの骨組が表にひびいてるんだもの。
もうちょっといいの着せてあげてー!!
・メイベル可愛い、誰だ? と思ったらくらげちゃんであった。
化粧上手くなった?
それともカツラと雰囲気?
でもこのスカーレット編ではルネが盲目にならないせいかあまりメイベルが大きい役にならないんですね。
・ミード博士のマギーさんを見るとやっぱり「鳥肌ぁ…」を思い出す。
(ようはいつものマギーさんってことか)
●カチャのスカーレットⅡはよかった。
あの変なまさおスカーレットに合わせつつ、暴走はしないところで踏みとどまってた。
●梅芸のときも思ったけど、KKクラン団の場面は緊迫感があって好きだ。
インディア役のくれあちゃんがガチガチと紅茶のカップを鳴らすところとか、「震えすぎwww」と思いつつもその気持ちが伝わってくる。
しかしこの舞台を観てるだけじゃなぜインディアがこうもスカーレットにきつくあたるのかわからないんだよね。
(というか、この場面で責め立てる彼女を見て「君……誰?」と思ってた)
ウィキを見たらインディアはアシュレの妹で、しかも恋人を奪われたといういきさつがあるのがわかったけど。
ベルばらほどじゃないけど不親切な作りだなぁと思う。
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