月版ロミジュリ感想・10

2020-12-14月組公演感想,月組

ついこないだ来たばっかりの大劇場にやってまいりました。
今日・明日・あさってと3日連続で『ロミオとジュリエット』観劇です。
今日の11時公演でまさおロミオは見納め。

●まさおロミオは初日や明けた翌日より子犬度が下がってました。
ちゃんと人間の、大人のロミオになってた気がします。

大人と言っといてなんですが、だからといって大人しくなったわけでもまともになったわけでもなんでもないんですよ。

役の年齢が上がったと同時に、まさおのまさおらしさが上がってた。
あのねばっこい感じが、非常に上がってた(笑)。
なんでまさおは普通にしゃべってるだけであんなにエロい声で面白いんだろう。

赤チームと青チームの戦いに「やめろぉー」と割ってはいるところも声のせいかロミオの浮きっぷりが半端ないです。
ぶっちゃけ「空気よめ」と言いたくなります。
空気よんだら戦いは終わらないんですけどね…(正確にはロミオが空気よもうとよむまいと終わらないんですがね)。

声がよすぎるんでしょうかね。
あんなところでエロい声でしゃべられてもねぇ。
ベン・マーが天使扱いするのは別の意味なんじゃないかと疑ってしまいます。
(あいつは天使だからさー、もうしょうがねーよなー、言ってもムダだよわかんねえもん、みたいな。ようするにイヤミですね。文脈的に違うのは重々承知)

もちろん2度の「僕は怖い」もまさお節全開です。
面白いです。
どんどん突っ走ってます。
どこまでいっちゃうんだろうかと見守りたいです(いや、私は今日が最後なんですが)。

「かっこいい」「素敵」「セクシー」とか書かない(書けない)のがご本人にもファンの方にも申し訳ない…。
でも楽しんでるということはけっこう好きなんです、はい。

●もう1人変わったなーと思ったのはマギーさんのベンヴォーリオ。

初日あたりはちゃんと「粗忽者」の雰囲気があって、それを役者=マギーさんの成長と受け取ったんですが、今日観たらだいぶいつものマギーさん化してたような……。
あんまり粗忽者じゃなくなってた。残念。

歌もエンジンかかってたわ。
それはそれでもちろん好きなんだけど…。
でも初日あたりの抑えた中での表現が素晴らしいと思ったからなぁ…。

でもマギーさん好きな方だったら、あのトップギアに入っちゃってる感じをこそ愛でてるのかしら。
だとしたら、それはそれでいいことなんだろう。

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