『Shining Rhythm!』感想・1

雪組

『ドン・カルロス』の併演のショー『Shining Rhythm!』、演出は中村B。

彼は蛍光色の衣装を最初に着せずにはいられない病なのだろうか…、というツッコミを入れずにはいられなかったのはさておき、ショー全体はすごく面白かったです。
中村Bなのにやればできる子! 感がありまくりでした。どうしたこったい。
(あ、プロローグの衣装は安定の蛍光オレンジです)

ラプムンのときにがっくりきた舞台の平面ぽさが感じられなかった。
総踊りはいつもの総踊りなんだけど、舞台セットがよかったのか人の出し入れの工夫か振付によるものか、舞台がすごく立体的にみえた。
そうなると舞台がぐおおぉっと力をもって押しよせてくる。見ごたえが出る。

芝居では意識が遠のいたのに、ショーではまったくダレなかった。
全部楽しくみたよ。
よい作品ならこちらも集中して観る。

客席降りは2回、どちらもキムラさんだけ。
1回目はわりと序盤に(プロローグの最後のところ)、銀橋から上手センターの通路へ降り、おそらくは3列目あたりまでくる。

2回目は中詰めだったと思うんだけど、客席からの登場。
たしか下手扉から横通路(22列の前)を通っていったん上手へ行く。
そのあと戻って下手通路(41番席の横)を通って銀橋へ上がります。

当日券で通路席を買えたので、「さあ触るがよい」とばかりに手を差し出すキムラさんをありがたく触らせていただきました。
といっても実際に触れたのはおそらく衣装だけどね…。触感が硬かったし。

今回のショーでよかったのはトップであるキムラさんの歌。

特にエジプトを舞台にした「光と影」のシーン。
なんかやたらむつかしそうな歌を歌ってましたが上手いんだ。
あれは(私がわからないだけで)実はたいしてむつかしくない歌、ってことはたぶんないよね?
ちょっと珍しい、アラビア風の歌でした(アラビア風とエジプト風が同じなのか違うのかも私には分からないのだが)。

あの、音が揺れる感じがすごくむつかしそう。
でも歌えるんだな。
歌を担当するのが職人系の人ならさもありなん、という気がするけど(だってそれが職分だし)、トップ様直々に歌ってしまう。
すげーや!

歌えるトップさんていいわー。
舞台の格が上がる気がするもの。

堪能しました。

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雪組

Posted by hanazononiyukigamau