『カラマーゾフ』DVDをみたんだ・1
けっこう今さら感がありますが、『カラマーゾフの兄弟』DVDをみたのでその感想を。
・水さんのヒゲスキルが高すぎる!
なにあの似合いっぷり。
無精ヒゲがこんなに違和感なくていいのか。
しかもおそろしいのはそれがかっこいいということだ。
宝塚のトップ様で、無精ヒゲで、かっこいい。
専科さんとか脇の老けの男役さんならいざしらず。
どどどどういうこと。
あれでちゃんとヅカの世界が成立するんだもんなー。おそろしや。
つーわけで、最後のほうのシベリア送りの列車を待つくだりが好きです。
枯れっぷりがまたよくてさ。
若々しくて情熱がほとばしって勢いがある演技もいいけど、ああいう枯れた静かな演技をしているときの水さんが好き。
・となみの、美を体現してしまう美しさが素晴らしい。
なんという美女。
本当にキレイで華やか。
目の保養。
となみ=姫役者のイメージが強かったけれども、グルーシェニカの品のなさがはまっていて意外なほどかっこよかった。
カテリーナ相手に啖呵をきるところとか怖くて好き。
予想外に強い演技が似合うのは目力が強いから…?
「心の中の神」は名曲。
となみの歌がすごく上手いというわけではないんだけど、芝居の流れの中ですごく自然に聞こえた。
外見的にはあまり品のない振るまいをするグルーシェニカの中に神々しさを感じた。
この歌は娘役なら誰しも歌いたいだろうな。
コンサートなどで歌っていってほしいよ。
・ハマコ先生のフョードルはエロすぎていやらしすぎた。
ほんとにすごいな、なんでああもエロおやじをきっちり演じられるんだろう。
ほんとに30代の女性ですかあの人。
(しかも実年齢は水さんより下だっつー)
グルーシェニカを部屋に迎え入れて手を這わせるところもすごかったけど、急に怒り出して手荒くするところがなんか生々しかった。
ああ、こういう機嫌が変わりやすい人っているよね…って。
ゲーム音楽っぽい曲でつづられるフィナーレで、ハマコ先生の歌になったとたんゲーム臭が消えてびっくりした。
いきなりぽんっと次元が飛んだ。
これもハマコ先生の威力なのだろうか。
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