たまちゃんサヨナラショーと退団ご挨拶・4

月組

退団者紹介

るうちゃんによる退団者の紹介です。
サヨナラショーのあと、黒の紋付き、緑の袴に着替えるまでの間つなぎです。

メモを取れたぶんだけ残しておきます。

・摩耶…幼いころは人見知り、中学生のころ星組スカピンを見て感動。
宝塚は多彩な人ばかり。
人として強くなり喜びや幸せで満ち溢れていた。

「ケガ休演のあと考え方が変わり、笑顔が見えることが多くなった」とるうちゃんのコメント。

・夏風…パリ空が初観劇。
月組初舞台、月組組回り、月組配属。

「踊ることが大好きな天真爛漫な子。
人の想いに寄り添いすぎて苦しい時もあったと思う」

・蒼真…初舞台で同期生と立てた感動は忘れられません。
黒天使にオーディションで選ばれたときは嬉しかった。
ピガールで珠城さんの影武者をできて光栄で幸せ。

「とっても礼儀正しい人。
自分の感情をあまり出さないが、黒天使では挑む全身から喜びを感じた」

・颯希…「2006年の『ベルサイユのばら』が初観劇。
『New Wave! -月-』で歌のソロパートをもらい自信がもてた。
『ON THE TOWN』で念願のカゲソロをもらえて幸せだった。

「下級生時代、小劇場に出られず悔しい思いをしていた。
好きな気持ち、諦めない気持ちが大事ということを教わった」

・桜奈…『春の雪』で初めて小公演に出た。
ケガで休演、孤独で辛い日々だったが、もっと成長しなければと深く考えるようになった貴重な半年間だった。

「下級生時代から人の影に隠れているようなところがあり、いろいろな役をもらうようになり必死に取り組んでいた」

・楓……幼いころから野山を駆け巡り、大きな舞台で存分に飛び回ることができました。
娘役にほれ込んでいた。
老若男女演じ楽しかった。

「天使の笑顔です。
何度あの笑顔に助けてもらえたことでしょう。
娘役が大好きという気持ちと舞台に誠実な取り組み方でなくてはならない人に成長した」

・香咲…幼いころは夢見がち。
宝塚人生の大半は自分を出すことに苦労した。
ようやく自分の色を見つけられた気がします。

「大勢の中にいても目を引く上品さ。
りさのお芝居が確立されたことを自分のことのように嬉しく思います」

・美園……おばに連れられ『砂漠の黒薔薇』を1000Days劇場で見たのが初観劇。
『アルカディア』で、たとえ逆境の中に合っても素直な気持ちを持ち続けるダリアに勇気をもらった。
新公『エリザベート』憧れの役だったがシシィという役の重厚さを痛感した。

「下級生のころから他の人とは違う面白い子だなという印象だった。
さくら、いっしょに過ごした日々、忘れません」

○○で苦労していた、辛かったこともあったという中、たんちゃんのひたすらに「楽しかった!」という紹介に救われる気がします。
顔だけじゃなく紹介までも天使の笑顔。

階段降り・退団ご挨拶

・摩耶…娘役らしい丸顔とエクボが可愛い。
ガーベラや薔薇などの濃い黄色、ピンクのお花としたのほうには濃いめのグリーンがあしらわれたブーケです。

返事から声が震えていました。
涙声でのご挨拶でした。

「けして平坦な道のりではありませんでしたが得たものは多く、月組の皆さんの温かさを感じました。
宝塚に入れたことを幸せと思います」

・夏風…黄色いガーベラと芍薬のブーケは、大きなリボンも黄色です。
月組だなぁ。

「沢山笑って沢山泣いて、小さな夢であふれた夢の時間」

・蒼真…くすんだブルーグリーンに、白いお花。

「宝塚で沢山のことを学び、経験させていただきました。
宝塚の世界で学んできたことはかけがえのない宝物です」

・颯希…白、黄色・オレンジ・赤と流れていくブーケ、ダリアとシンピジュームが使われています。
『鬼滅の刃』の煉獄さんのイメージらしい(笑)。

「この世界に飛び込んで12年あっという間の濃い時間でした。
楽しいことと同じくらい苦しいこと、悔しいこともたくさんありました。
東京千秋楽まで男役として一舞台人として成長していきます」

・桜奈…紫の花とカスミソウのブーケ。

「温かい拍手が日々の元気の源でした。
月組の皆さんと過ごした時間の愛おしさで胸がいっぱいです。
幸せな12年間をありがとうございました」

と涙声でご挨拶していました。

・楓…返事から元気な声で。
ピンクと黄色、白の大振りな花でした。

「舞台で表現できた日々、幸せでした。
(ファンの)皆さまがいてくださったから、私が私らしく夢を見続けられましたこと、感謝いたします」

徐々に涙声になっていきました。

・香咲…宙の美月悠さんがお花渡しで登場。黒スーツ姿がかっこいい。

オレンジ系のブーケで、薔薇・芍薬・ピンポンマム・アジサイなどが使われていました。

「大きな奇跡ができて夢に飛び込んだあの頃、この舞台にふさわしい人になろうと誓った。
(いろんな人のおかげで)逃げることなく、どんな壁も乗り越えてくることができました。
ずっと強くてずっと輝く自分になれました。
14年間ありがとうございました」

・美園…深い赤のダリアに淡いピンクバラも混じるブーケでした。
ダリアなのは『アルカディア』が思い出に残っているからでしょうね。

「ふるさとに別れを告げる日がきました。
私に大切な事を教えてくれたかけがえのない場所。
導いてくださった皆様。思いを寄せてくれた皆さまに感謝します。
宝塚にいたことを誇りに思います。
この場所がいつまでも甘き調べを奏でてくれる場所でありますように」

『IAFA』になぞらえた、泣きながらのご挨拶でした。

・珠城…緑の袴で登場。
ブーケは白の胡蝶蘭です。

同期からのお花渡しはは雪の久城あすくん、こちらも黒のスーツです。

「このような状況の中、全員で千秋楽を迎えられたこと幸せに思います。
経験のすべてが私を成長させてくれました。
私はどんなときも強く前を向いて歩んでくることができましたのは、月組生、ファンのみんなのおかげです。
守るものがあると人は何倍も強くなれる、この立場に立って、その言葉の意味がよくわかるようになった気がします。

男役として14年間、最高に幸せでした」

緑の袴で降りてきたのは予想外でしたが、でもたまちゃんにしっくりくるような気もしますね。
「みきちゃん」という感じがします。

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