ちゃぴサヨナラショー・3
・サヨナラショーの最後の曲は「ドリームガールズ」。
曲のはじめに白ドレスの娘役が集まるのに感激した。
どうしても娘役って男役の添え物扱いされがちで、同じだけの努力をして同じだけの時間を舞台に立っていても扱いは軽い。
「宝塚は男役の世界」「男役は薔薇、娘役はかすみ草」という言葉も聞いたことがある。
また、ファンの中には一歩どころか三歩下がることを要求する人もいる。
娘役トップであるちゃぴのサヨナラショーで、娘役たちが真ん中に集まること。
それは「娘役には力がある!」「あなたたちが舞台を作る!」と娘役をフィーチャーする演出であるかのようで、とても力強く感じた。
そのあと黒燕尾の男役たちも登場。ちゃぴを囲む。
同期が集まるのも定番だけど嬉しかった。
月組95期は仲が良いので。
・緑の袴で大階段を下りて、最後のご挨拶をする。
ちゃぴの退団よりも、すーちゃんの退団のほうが不思議な感じがするな。
話し終えたすーちゃんは、肩の荷を下ろしたような雰囲気だった。
組長というのはどれほどの重圧なのだろう。
・「予科のときからお世話になりました」
「お世話しました」
「予科生のヒョロヒョロのころからお世話になって……」
と言うたまちゃぴはいいコンビだ。
お慕い芸もトップコンビの王道なんだろうけれど、こういう先輩後輩関係もさわやかでいい。
トップとしてはちゃぴが先輩だけど、予科本科の関係になったらたまちゃんが完全に先輩だからね。
たまちゃぴを機に、娘1の過剰なお慕い芸も減ったりしないかな?と思ったけど、学年差があるとむつかしいだろうか……。
(たまちゃぴは予科本科だし、同組育ちだし、娘1のほうが真ん中としてベテランという特殊性があったからねぇ)
・「泣かないって言ってたけど、泣いちゃいました」
あーーーーーーー。
ちゃぴだなぁ。
見守るたまちゃんが温かかったですよ。
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