『カルーセル輪舞曲』感想・3

月組

●電車で着いた先はメキシコ、熱い男役たちが踊る。
男役祭りです、ひゃっほう!

・退団のまんちゃんとルイセがたまちゃんと絡んでました。それもがっつり。
稲葉くんイイヤツや。゜(´Д`)゜。
退団者に手厚い演出家はそれだけで私の中で株が上がるわ。

・銀橋に勢ぞろいされたらどうしていいかわからんです。誰を見たらいいの!
いやー、超前方席に座ってたら死んでたな……死ななくてよかったというかむしろ死にたかったけど。まぁいいや。

小柄で女役もよく回ってくるあーさが力こぶを作るようなポーズを決めてるのがつっこみどころ。

・最後のたまちゃんのテキーラ!な掛け声はよく考えると意味わかんない(気がする)んですが気にしちゃいけません。

ちなみに「この掛け声が変だと思ってるのは私が無知なだけでは」という疑念のもと少々ググりましたらばメキシコでの写真撮影のときの掛け声(日本での「はい、チーズ」的な)は「Tequila(テキーラ)」なのだそうで……写真撮ってたの?あれ。

●稲葉センセイの作品は以前から好きです。
「毒のないオギー」というのが基本路線ですが、舞台の色味がきれいなこと、退団者に手厚いこと、ジェンヌさんにちゃんと個別認識できる形での見せ場を与えること。

私はさほどジェンヌさんの顔とお名前は一致しているわけではないのですが、それでも「歌ってる子の中で一番下手側」とか「黄色の衣装の娘役」とか覚えていれば『ル・サンク』や『歌劇』などで名前が判明することもあるし、詳しい人に教えてもらえることもある。
いろんな人に小さくても役をつけて、衣装もとりどりにしてあるのは親切だなぁと思うわけです。

ブラジルの場面もそうですね。
たとえば最初に8人口で出てくる「街の女」の娘役さんはそれぞれ衣装も違うし持ち物も違う。
こういう気の利かせ方がすごく好きです。

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月組

Posted by hanazononiyukigamau