花梅芸『ベルサイユのばら―フェルマリ編―』感想・1

花組梅田芸術劇場公演『ベルサイユのばら—フェルゼンとマリー・アントワネット編—』7月11日(土)12時と16時30分の回を観てきました。
3週連続遠征の2週目です。今回は日帰り。

ベルばらは何度か観てますが、フェルマリ編は今回がはじめて。
なので、仕様がいつもと同じなのかどうかはわかりません。

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●台湾公演の試演なので、ベルばらすらも台湾仕様。
といってもはじめだけですが。

通常「ベルサイユのばら」と書かれた幕が台湾語で「凡爾賽玫瑰」と書かれてます。
ああ、もうここがフランスなのか日本なのか台湾なのかわからない……。

で、小公子・小公女の「ごらんなさい~」も台湾語(最初だけですが)。
すげぇ。
笑いはしませんでしたが、なんか変な感動が。

なお、小公子はつかさくん。小公女はしょみちゃんとみれいちゃん。
歌よかった。

・バラの少女で下手端にいた子がめっちゃ可愛かった。
立ち位置からして研2の華さんかな。
表情含めて雪組のうきちゃん系の可愛さです。

宝塚は可愛い子を見にくるところでもあるので(少なくとも私はそうだ)、1人好きな顔の子がいると幸せが増え、退屈をしのぐ力となります。
万一つまんない芝居でも、その子を探してるだけである程度なんとかなるし。

●プロローグ、がっつりあります。

「ごらんなさい~」のあとにみりおフェルゼン登場、かれーオスカルと花乃アントワネットがそれぞれの肖像画から出てきて3人の出会いのシーンと三角関係が演じられます。
プロローグの中に芝居が入れ込まれるとは思わなかった。

・その後、みりおをセンターにして娘役ダンス。
大きな白薔薇のセットを背景に歌う美穂姐も現れました。
今回も美穂姐は裏娘1のようでした。

娘役のチュールを重ねたようなドレスがきれいだった。
軽やかに見えるけど、これも重いんだろうな。

●みりおフェルゼンはみりおらしく美しく声もよく、さおたさん演じる国王ルイ16世が「女たちが彼に惹かれるのは当然のこと」と認めるのにふさわしい。

メルシー伯爵との邸内でのやりとりは「なに言ってんだこいつ……」感があるセリフの応酬なんですが、それでも誠実さが出ていました。

・「行けフェルゼン」の歌などは、えりたんとは真逆の方向で説得力があります。
深刻そう。

●花乃さんはプロローグでのアントワネット登場での赤のドレスより、そのあとに着ていた水色のほうが似合うな。
運河のシーンは、本当にマダムとツバメの情事っぽかった。
フェルゼンと同い年に見えないせいかどうも純愛っぽくならないんだな。(どっちみち不倫ですが)

・「マリー・アントワネット編」でもあるせいか、お人形と子供たちの話もしっかりあるんですね。
少々くどかった。

チュイルリー宮で公安委員たちになじられる場面では、公安委員たちの言い分のほうがもっともに聞こえた。
フランスを財政難にした張本人だし、不倫してたことに違いはないし。
公安委員たちが「善」でないにしても、。

でも公安委員がこれでもかとアントワネットを殴るのはあまりいい気分じゃない。
「こんなにひどい目に遭わされてる、かわいそう!」と思わせようというのが見え見えで。

そこから威厳をもってフランス王妃としての生をまっとうしようとするようになる演技は悪くなかったんですが、なんせ植爺の脚本、セリフやらなんやらがアレなもので、どうしても入り込めない部分ができてしまうんですよね。

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