月組『ベルサイユのばら』-オスカルとアンドレ編-感想・4

2021-02-13月組公演感想,月組

この作品が上演されることがわかったとき、「ぜんっぜん、嬉しくない。」と思いました。そしてそう書きました。
それなのに、3日で4回観てしまいました。
なんということでしょう。

要は今回のベルばらが面白かっただけなんですが。
(でもってチケットが入手できたからね)

1月12日の午前午後と13日の午前はえりたんアンドレバージョン、14日の午前はみりおアンドレバージョンです。
役替わり観れてよかったー。

えりたんとみりおのアンドレの違いや、ほかの人たちの役替わり(ベルナールとかジェローデルとか)も興味深くみました。
演じる人が違うとだいぶ変わるものだなぁ。

えりたんのアンドレには知性と大人の余裕を感じましたが、みりおのアンドレは剛毅さと若者の直情がみえました。

えりたんバージョンのアンドレは性格として耐える男の内面を持っていましたが、みりおの場合は身分差ゆえにキリキリしてる感じ。
貴族と平民という身分差を、えりたんは乗り越えることを放棄しているようで、みりおは乗り越え方がわからなくて戸惑っているような感じ。

みりおは外見は少女マンガなんだけど、アンドレとしては比較的少年マンガっぽく映ったかな。
まさおオスカルに対して弟っぽくみえました。

でも剛毅なんだよね。
黒い炎がみえるような熱さ。
そして少年ぽくありつつも、どこか落ち着いてるんだ。

あ、今宵一夜のキスシーン、えりたんとまさおは顔がかなり離れていて暗転しても重なる気配皆無でしたが、まさみりはなんというか慣れたものでございました……。
角度がよくてちゃんと重なってみえたもんなー。
勝手知った相手だし、練習いくらでもできるしな(笑)。

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