宙版『ベルサイユのばら―オスカル編―』感想・3

2021-02-13宙組公演感想,宙組

ジャルジェ家の人たちがおかしいんです。

・オスカルが生まれる前のお姉ちゃんたち。

「私たちにきょうだいが生まれる
可愛いにちがいないわ
だって私たちのきょうだいだもの!」

うろおぼえですがこんな歌うたってたよね。

私たちのきょうだいだから可愛いにちがいないって……なにその自信。
その自信はどこからくるの。
えっと、幼児的全能感……?

・で、お父さんが怒りに来るんですが、これまた意味がわからない。

「お前たちはなにを無邪気に喜んでるんだ。
男の子が生まれなければこの家はどうなる!
それをきょうだいきょうだいと…」

うろおぼえですがセリフこんなんでしたよね。
お姉ちゃんたちは「妹が生まれる」と言って喜んでるのではないわけで。
このお父さんは罪もない幼児に何を怒ってるのかと。
ぽかーんとしましたよ。

しかも「そろいもそろって女女女……」と姉たちを叱るし。
そんなんで責められても知らんがな。
お姉ちゃんたちに罪はない。

・でもお姉ちゃんたちへこたれない。
笑ってる。
強い。

子どもの頃なんてお父さんはめちゃくちゃ怖い存在だと思うんだけどなー。
理不尽なことを言われながらもこれだけ無視していられるのはよほどお母さんがスゴツヨなのではないかと。

・生まれたのはモンチでした。
オスカル(少年時代)です。 ←プログラム記載

お父さんおめでとう。

――なわけはなく、生まれたオスカルは天使のような女の子です。
天使のような。
はい。

天使……?
(モンチは好きだけどねぇ)

・どうでもいいけど、子オスカルが言う「早く大人になりたーい」に「早く人間になりたーい」を思い出してました。
妖怪か。

・モンチが成長してテルになります。

――ちょっと無理がないか。

・そうそう、オスカルのお姉ちゃんたちからせーこちゃんオルタンス以外名前がなくなったのは、植爺の記憶力の限界と思うことにしました。
ぶっちゃけなくても困んないとは思う。
(実のところ、衛兵隊員も名前があってもなくてもいいよなぁと思ってる)

・ル・ルーが「オスカルお姉ちゃまだけ特別よ。それだけ魅力があるのよ」みたいなことを言い、次女うらら様が「十把一絡げで悪かったわね」と答える。

子どものときの自信はどこ行った。

ていうか、このセリフに無理がある。
他の人ならいざ知らず、言ってるのうらら様ですよ。
あなためっちゃくちゃ美人ですから!
全然、十把一絡げ扱いの人じゃないから!

お子様ル・ルーに合わせてあげてるのか(優しい)、「ガキにはわかんねーのかしょーがねーな」的に適当にあしらってるのか。
うらら様の演技的にはどちらでもないですけどね。

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