こちらのDVDもS嬢から。
彼女は私の持ってないDVDを持っているありがたい方です。
芝居の方はまだ見てないのでとりあえずショーの方から。
『エンター・ザ・レビュー』は何回目なんだろうなぁ。
博多座やらオサ時代の全ツやら、やたらと再演してる気がする。
プロローグを見たとき出演者の踊りがやたらこなれて見えて「この慣れた感じは何?」と思ったんだけど、これだけ再演されてたら慣れもするわな。
出演者にしても「エンレビやるの●回目ー」って感じだろうし。
うん。でも好きなショーだからいいよ。
澄夫ちゃんのショーは好きー。
ただカットシーンがあるのがなぁ…。
花組ってカットのないDVDが少ないよね (;ω;) どうにかしてあげて。
で、このショーで一番面白かったのはえりたんかな。
もうね、えりたんに惚れそう。いろんな意味で。
えりたんって歌ウマじゃないけど音程低めでゆったりした曲調の歌だとそんなに外さないんだよね。
「Ne Me Quitte Pas」とか。(←しかし何度聞いてもタイトルを覚えられない)
んでそういうのを大まじめに歌ってるときはクールでSくさい美貌ががっちりハマる。
はい、よかったですよ、「Ne Me Quitte Pas」。
だけど…。
なんじゃあのコメディアンはっっ。
かわいいわ!
見た目めっちゃくちゃかわいいわ。
なーーんも考えてない感じが合ってるわ。
カツラも合ってて外見的にはメロメロになってやってもいいですよ! ええ!
それなのに。
歌いだしたら嗚呼。
なにゆえ「お、俺コメディアン♪」の「コ」の部分をずらす?
皆が「おーれ」と歌ってたところを「おーれー」と伸ばす?
なにそれ。フェイク? アレンジ?
遅れてるよ? 普通に歌え!
アップテンポな能天気な歌ってえりたんには鬼門な。
たいてい外す。えらいことになる。
ドリキンの「カーマ・カメレオン」といい『タランテラ!』のアマゾンのところ(曲名「カリプソ」)といい。
いや、外すのは知ってたよ。わかってたよ。むしろ予想の範疇だよ。
ただ上手くないのにあえてアレンジ入れてこなくてもいいじゃないか。
il||li _| ̄|○ il||li
歌のアレンジは上手い人限定にして下さい。
これは切なるお願い。
てか澄夫ちゃん止めてくださいよ…。
(これが澄夫ちゃんの指示だったらびっくりする)
「猛獣使い!」のところはよかったですねー(歌もないし)。
評判通りドS全開。
鞭を振るう表情の楽しそうなことったらない。
生き生きしてましたわー。
えりたんの場合、もうね、猛獣使いっていうか、「あんたがいちばん猛獣だよ!」みたいな。
あ、猛獣じゃなくて鬼畜?
見た目はクールなんだけど内面は欲望(ただし性欲とはかぎらない)でできてます、って風に見えた。
一花を筆頭とする黒豹を転がす猛獣使い。
他の人の猛獣使い(樹里とかゆみことか…園加は見てない)はどこか駆け引きの部分が強かったの。
メインの黒豹を手なづけ手に入れるためにあえてほかの女とイチャイチャして嫉妬をそそってみたり。
ちょっと絡んだかと思ったらすぐに冷たく突き放して翻弄したてみたり。
「手に入れるために冷たくする」のが過去の猛獣使いだったの。
けどね。えりたんの場合…。
虐めるのがメイン。ただの気分。
女がオチた? へ~~ぇ(冷笑)。 そう、じゃあもっといたぶるかな。
…みたいな。
鞭で一花を引きまわすところの表情とかすごかったわ。
基本ただのドSで相手のことは全く考えてない鬼畜なんだけど、それがやたら魅力的だった。
ビジュアルと持ち味と振られた役が合うって素晴らしいなぁ。
鞭はきっと自前ですね。ええ。
新場面の「ウナモール」もよかった。
陰性の美貌が映えまくり。ビジュアル最高。
まとぶんとの歌もね、合ってるんだか合ってないんだかよくわかんないんだけど(失礼)、むつかしそうな歌をよくこなしたなー、と。
というわけで。
プロローグでやられ(似合うわ~)、コメディアンでやられ(なにその歌…)、猛獣使いでやられ(ドS!)、ウナモールでやられ(陰性の華がある)。
いろんな意味でえりたん祭りな1枚でした。
いやぁ、えりたんでこんなに楽しめるとは思わなかった。
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