外伝ベルばらアンドレ編感想・5

●アンドレとマリーズの子役2人はよかったです。
歌もけっこういいし。
方言で笑われて気の毒だけどこれは2人の責任じゃないな。

●マリー・アントワネットは名前だけ連呼されてまったく出てこない。
なんか変な感じ。
役が少ないから貴婦人の登場シーンをむりやり作ったのかなぁ、とか裏事情を考えてしまう場面でした。
ていうか、ぶっちゃけこの場面自体はいらんな。

芝居における場面の重要性はさておき、アントワネットに仕える貴婦人たち。
さおたさんが落ち着いた芝居でとてもキレイでした。

まりんは口を滑らしたりするちょっと軽い感じがうまい。
さおたさんの貴婦人っぷりといい対照。

●今回の2大女装(?)、ハッチ組長の女装=居酒屋の女主人シモーヌは想像してたよりはずっと普通の仕上がり。
女もOK!
いやー、ゾフィーみたいにならなくてよかった。あれは黒歴史だろう。

マリーズをブイエ将軍のところに連れていくくだりは
シモーヌが女衒のようでもあり、ただのお人よし(世間知は意外なほどない)にも見えるから不思議。

●めお様はベルばら世界を体現しすぎ。

私がベルばらの何をわかってるというのだ! という気もするが、
昭和の昔から連綿と続いてきた世間の「ベルばら」イメージって、めお様が出してる雰囲気そのまんまなんだもん。
たぶん。

この世の男性とはあきらかにちがう、キレイで、甘くて、大仰で、ちょっとうさんくさい、半分ネタのような存在。
「あぁ、こんな人が現実にいたら…!」というのとも正直ちがう。
本人は大マジなんだけど見てる側はちょっとかゆかったりする。
でも見てる人も気付いたらのめりこんでいる。
そしてうっかり感動しちゃったりする。

いやー、外国の貴族とはいえ、こんな人がいたら笑えるよなぁ。
でもいるよなぁ、だってベルばらだもん。
ベルばら以外では見ないけどなきっと。

めお様のフェルゼンってそんな感じでした。

でもね、登場が、

「なにその隠し扉 ( ゚д゚) 」

あきらかにめお様サイズじゃないところから縮こまってお出ましです。
なんかまぬけ…。

セットが遠近法使いまくりな宮殿の広間なのに、壁の一部をてきとうに切り取っただけのところから出てきましたよ。
素直に上手袖から現れてくれればいいのに…。

この登場シーンがインパクトありすぎて、これに比べたら彼の言ってることなんて突っ込むレベルじゃなかった。
そういう意味ではお得な登場の仕方なのかもしれん。

そして白タイツ似あいすぎてておかしい。
これもツボっちゃってフェルゼンの性格はけっこうスルーしてしまった。

おそるべし、めお様のビジュアル。


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