雪全ツ『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』感想・2

・ちぎたさんのオスカルは凛々しく清々しい。
過剰にオンナオンナしていないからこちらも受け入れやすいのである。

心なしか、歌も前より良くなっていたような。
少なくとも『愛の巡礼』の「わーたしは」の「わ」の一音でずっこけるというようなことはなかった。
(大劇フェルゼン編のときはずっこけたんだよ)

そして「オスカル」の名前の由来のごとく、神々しく美しかった。
ちぎの美しさには力がある。

・ともみんのアンドレは明るかった。
想像どおりといえば想像どおりなのだが、とてもともみんらしくていいアンドレだった。

オスカルが父から結婚を命じられ、それにアンドレがショックを受ける場面。
ともみんのアンドレは自分の熱でハレーションを起こし、焼け焦げてダークサイドへ行ってしまったかのようでした。
表情の変化すごいわー。

毒ワインの場面は挙動不審。
ワインを持ってオスカルの部屋を訪れるとき椅子にぶつかったのはびっくりしました。
オスカルのことを考えすぎて余裕がなくなってるのね。

最初はうっかりぶつかったのかと思ったんですが、12時公演だけでなく16時30分公演でもぶつかってたのでそういう演技なんだと思う。

ワインに毒薬を入れるところもガサガサゴソゴソしまくっていて……笑えました。
それでもバレないようにちゃんと気遣ってるつもりか?! と言いたくなるほど。
そしてオスカルには「なぜ気づかない!」とつっこみたくなったぞ。

恋の悲哀を知ってからアンドレは急激に大人になります。
彼の心的成長も見事でした。

・みゆのロザリーは決して悪くはないんだけど、彼女比でイマイチに感じた。

まずセリフが疲れる。
「○○なんですっ」とせかせかした言い方が多くて、それに疲れた。
みゆのセリフでこういうことを思ったのははじめてだなぁ。

ロザリーの一生懸命さは伝わるんだけど、もう少し変化がほしい。

思えば、今までの役はゆったり落ち着いて話す役が多かったもんな。
そして静かに話してもよくとおる声で気持ちよかった。

それと、今回みたいな小娘系の役だとみゆの特技=ハッタリ感が発揮されなくて、これまでより綺麗に見えなかった。
「美女です」「貴族の令嬢です」的な役のほうがみゆの場合はハマるのだよな。美女の独特の雰囲気を出せるから。
ある意味、稀有な才能ではある。

とはいえ、歌声は充分。
みゆに関してはこちらのハードルが上がってる面はあるかな? という気もする。

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