大野くんのミューズ
たびたびネタにしている、大野センセイが専科のヒロさんを好きすぎるという話。
大野センセイの作品には「もれなく」と言っていいほどヒロさんが登板し、大きな役を得て、ものすごい存在感を発揮してゆかれるのです。
その登板率は「ミューズか(笑)」と言いたくなるほど。
で。
思いこみだと困るので、いちおう確証を得ようと調べてみることにしました。
本当にヒロさんは大野作品に出まくっているのか、と。
大野センセイのこれまでの脚本・演出作品は以下のとおり。
(きちんと調べるのはめんどくさいので基本的にウィキ頼りです。ウィキの記述が間違ってないことを願いつつ……)
・『エピファニー―「十二夜」より―』(1999年)
・『更に狂はじ』(2000年)
・『月の燈影』(2002年)
・『花のいそぎ』(2004年)
・『睡れる月』(2005年)
・『フェット・アンペリアル―帝国の祝祭―』(2006年)
・『ヘイズ・コード』(2006年)
・『NEVER SLEEP』(2007年)
・『夢の浮橋』(2008年)
・『ロシアン・ブルー -魔女への鉄槌-』(2009年)
・『記者と皇帝』(2011年)
・『エドワード8世 -王冠を賭けた恋-』(2012年)
・『一夢庵風流記 前田慶次』(2014年)
・『Bandito(バンディート) – 義賊 サルヴァトーレ・ジュリアーノ -』(2015年)*予定
で、この14作品の中でヒロさんが出演しているものは―――と数えていったんですが、出ていないものを数えるほうが早かった。
出演されていないのは、『エピファニー―「十二夜」より―』『更に狂はじ』『夢の浮橋』『ロシアン・ブルー -魔女への鉄槌-』『記者と皇帝』の5作品。
思ったより出てない作品があるような気もするけど、他の公演に出演されていることもあるでしょうし(稽古期間含め)、14分の9に出演するなんて専科さんじゃなきゃそもそもムリな話です。
(でも「浮橋」「ロシアン」「きしゃこ」と連続していない作品があると、なにかあったのかしら……と下衆の勘ぐりをしてしまう――いやいや、困ったもんです)
なお、大野センセイが演出のみを手掛けられたのは以下の5作品。
・『春ふたたび』(2003年)
・『飛鳥夕映え―蘇我入鹿―』(2004年)
・『紫子―とりかえばや異聞―』(2010年)
・『アルジェの男』(2011年)
・『若き日の唄は忘れじ』(2013年)
これらにはヒロさんのご出演はないんですよね。
宛書できる作品にしか出したくないということかしら。
ディスカッション
コメント一覧
一番印象に残っているのは、エドワード8世のチャーチル役です。
新国王となるきりやんと対峙する場面、退位の原稿を手直しする場面など、思い出しても、迫力あって覚悟があって怖くて温かくて、、、などいろんな感情がこちらにも沸きます。
大野先生の作品は観る度に発見があるので、役者さんにとっても演じがいがあるのでしょう。
>Amy さま
チャーチル素敵でした。
とても迫力があって、専科さんならではの演技と存在感でした。
大野作品に出てくる人は、単純に「良い人」「悪い人」「味方」「敵」と分類できないのがいいんです。
演技の深めがいがあるでしょうね。