月組『ベルサイユのばら』-オスカルとアンドレ編-感想・10

2021-02-13月組公演感想,月組

●マギーさん演じるアランは、本人の熱さ・濃さがとってもマッチしていた。

濃いメイクにシャウトするような口調、堂々たる体格からくる迫力が「荒くれ者」にふさわしい。
けれどけっして下品ではないのが宝塚の男役ならでは。
出てこなかった妹の存在をリアルに感じられたし、粗暴なふるまいに隠れたアランの根の人柄のよさもすごく伝わってきた。

ただ一つ気になった点。
「虫けらだって生きているんだよォッ」「おぼえておくがいいッ!」みたいに語尾を強めて叫ぶ言い方がたしか3回くらいあった。
それがどれも同じ感じなもので、3回目にはなぜかネタっぽく感じた。

どれか1回、言い回しを変えてくれると笑いのツボに来ずにすむんだけど。
(いや、これで笑いのツボに入ってるのは私だけかもしんないが)

●ていうかノドだいじょうぶなのかな、あんなに叫んでノド痛めないのかな……と勝手に心配してたんですが、マギーさんはスカステで「パクチー食べて消毒」みたいなことを言ってましたね。
パクチーの威力すごいな。

●あと、アランがアンドレに対して「イケメン」発言してましたね。
「イケメン」……あんまり新しい言葉はこの世界観に合わないぞ。
これは小池さんがスマホやエコを出したがるようなものなのかしら。

●すーちゃんのマロングラッセばあちゃん、すごく良かったです。
よかった……呪いのドングリ編みたいな鬼じゃなかった。

すーちゃんもほんといろいろやるよなぁ。
かわいい若い娘よりはクセのある役が似合う人だけど、おばあちゃんになるとこれまたかわいいのも似合うのだよね。
(あ、マロングラッセばあちゃんは渋かったけど)

●孫=アンドレは、みりおのほうがおばあちゃんに甘えてる感じでしたね。
ずけずけ好き放題言ったりいろいろわがまま言ってそう。
唯一の肉親に対する甘えがみえるのね。

えりたんアンドレはおばあちゃんに対してすら包容力を発揮してました。

これはえりたんアンドレよりみりおアンドレのほうが年齢的に若そうだったというのはあると思うけれど、ずっと月組で同じ釜の飯を食って、先輩後輩として長年つきあってきたからこそなのかな、と。

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