『ロバートキャパ』感想・2

作品の中で一番よかったのはいちくん。
まず踊りがいい。
ダンスが力強くてかっこいい。土の匂いと地の匂いがし、野生的だ。現地に生きる息吹を感じる。
国のために戦う意志がみえるようだった。

ガルシアという役自体がよくて、いいポジションで踊ってはいるんだけれど、彼がかっこいいのは与えられたものに所以するだけじゃない。
いちくんの力で観る人を引きつけている。

そしてセリフも。
あの原田セリフを与えられてるのに、彼はちゃんと「人間の言葉」で話しているように聞こえる。
不思議だ。
一言一句をちゃんと覚えているわけではないので確証を持っては言えないんだけど、これが役者の力量なのかと思った。
(もちろん、彼のセリフが他の登場人物とは違って、はじめから「人間のセリフ」で書かれていた可能性もある)

チーキ・ヴェイスのみーちゃんはムダ使いだったなぁ、と思う。
役不足。
『ヴァレンチノ』のジョージみたいなポジションを、『クラシコ・イタリアーノ』のフランク・スペンサー風にやったような。

なんだか「どこかでみたような」役に思えて、こんな役しかなかったことを「もったいない」と思った。
フィナーレの男役ダンスがあってよかった。
これがなかったら本気で原田センセイにむかつくところだった。

ゲルダ役で初ヒロインのうららは、品があり落ち着いていて大人っぽい。
『記者と皇帝』のみっちゃんの妹セーラ役(ドレス姿!)ほど美貌は際だたないけれど、それでもやっぱり美しいと思う。
この素質は貴重だわ。

芝居その他は経験値が低いからかうまいとはいえないだろうけれど、私には及第点に思える。
高音域での歌は「がんばれ…!」と念を送りたくなったが。

まだ研3。
これから伸びてほしい。

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