『New Wave! -宙-』感想・3

2021-02-23宙組

宙組バウホール公演『New Wave! -宙-』千秋楽近くに3回観た感想。
覚えているかぎりで、なるべく順を追って書きます。

●オープニングはラテン。
男役は白地に袖口が何段もの金色のフリルになっているラテン衣装で、娘役はダルマの後ろにスカートのついたもの。

派手に始まりましたが、正直なところ、最初の印象は「弱っっ……」です。

上品、なのだろうか。よくいえば。
大劇場のショーでは押し出しが足りないなぁと感じていましたが、それはバウでも。
なんか薄い。
「ああメインがこの4人だもんねぇ……」と納得してしまうのが悲しいところです。

それでも横のまっぷーの濃さを見てちょっとほっとします。
かけるも熱いです。
どの組であれ、濃い人もいればそうでない人もいる。

しかし、初日近くではなく、楽近くで「薄い」って思うってどうなんだ……。
もうそれはそういう色の人なんだろうな。
あるいは私が蘭寿さん的な濃さに慣れきっているか。

・うらら様が前より痩せていた。
そのため、前回の大劇場のショーで「男役になればよかったんじゃ……」とついつい思った気持ちがなくなった。
やっぱり美女はいいですよぉぉぉ!!

そして、なんだかいつもより楽しそうに見えた。
これまでが楽しくなさそうだったというわけではないんだけど。

●「ボレロ」ではパッション先輩ともえこの男役デュエットが素晴らしい。
歌上手い! いい声だー!
そこにあおいちゃんとあいこちゃん(花里さん)が絡んでいきます。

今回はこの4人が歌で大活躍でした。

●メインメンバー4人によるティンバレス披露。
これ、この4人でやる必要はあったんか……? ただでさえ大変なのに。 と思わずにはいられませんでした。
(ていうか、そもそもティンバレスは『New Wave!』では必要なのかと)
いやはやお疲れさまっす……。

通常回は若手の男役さんがティンバレスを持ってきてくれるんですが、(たぶん)千秋楽だけは娘役さんが運んできてくれました。
千秋楽だからサービス。
あっきーたち4人も心なしか嬉しそう。
「重かったでしょー」なんて言ってるのが娘役への優しさですね。
これまで運んできた男役さんにはきっと言ってないと思う(笑)。
男役も娘役も、中の人は同じ性別なのに(笑)。

誰か忘れましたが、上手端の娘役さんがねぎらわれながら「ほんと重かったわー」とばかりの動きをし、りくくんがそれに応えてました。マッサージするみたいな感じで。
面白い。

1人、やたら丁寧に楽器の高さなどを調整してくれる人がいて4人は「ありがとうー」などと言ってたんですが、それがなんとあおいちゃん。
大先輩。
それに気づいた4人は恐縮しまくってました。
さすがあおいちゃんwwwww

いつもの若手男役4人は楽器を置いたらさっさとハケるのに、千秋楽の娘役さんたちはなかなか立ち去ろうとしませんでした。
もうね、後ろでにらみを利かせてる状態ですよ(笑)。
「さ、やってごらんなさい!」とばかりに。

副組長、強いです。
あっきーたちがたじたじになっているのがまた面白かったです。

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