蘭蘭『ファントム』新公感想・3
●仙名さんのカルロッタはやはり歌がうまかった。
今回の新公のメインキャストはほんとに歌える。歌だけならこっちで聴きたいくらい…(CD出せとは言わないからせめて音楽配信してくんないかなー)。
新公カルロッタは笑い担当というか、新公のお遊びをいくつか入れてました。
・春の衣装のところで夫のアラン・ショレに「あなたが着たら」。
・クリスティーヌに飲ませる毒薬を嗅いで「臭いわよこれ」。
・クリスティーヌが毒のせいで歌えなくなる場面、「効いた…!」と言ったあとで、周囲を見回して「聞こえちゃった?」。
覚えてるのはこのくらい。
ウケてたし私も笑ってしまったけど、仮にこれが本公演だったらちょっとうざったいかもしんないな。
でも新公だから。新人の練習の場だから。
どのくらいやればいいか、どの程度ならやりすぎにならないか、そういうのもきっと場数を踏んでおぼえていくもの。
宝塚と東京で合わせて2回だけの「お祭り」でもあるから、それを盛り上げてくれたことに拍手を送りたい。
●アラン・ショレの輝良くんはほんとにかっこよかった。
ヒゲが似合うし、なんでこうも「大人の男」なのだ。まだ新公学年だというのにずるいよなぁ。
カルロッタとのラブラブっぷりもなんかかわいい。
●がりんちゃんのシャンドン伯爵はきれいでした。
とってもノーブル。
新公のエリックの外見が幼めになってる影響だと思うんだけど、本公演よりエリックの恋敵として強くみえた。
クリスティーヌがどちらに魅かれるか、ということじゃなくて、この人を相手にしてエリックがあせるだろうな、という意味で。
「クリスティーヌ!」の2度の叫びもよかったです。
ディスカッション
コメント一覧
鳳さんは歌が上手いという類の人ではないと思うので、ずい分頑張ったんだなあと感心しました。声質は悪くないので、真ん中に立って足りるレベルになったと思いまする。
いまっちは、生涯一度でも銀橋の歌で大劇場を満たすことができて本当に良かったと思います。残念ながら、そう何度もチャンスないと思うし。残念なのは我々のことでもありますが。はまこさんみたいに、公演に行くと必ずそのお歌が聞けるという別格スターさんにならないかなあ(…かなりムツカシイ)。
声質で言うと、仙名さんの方が天使の歌声というイメージかも。地声と頭声のチェンジが上手くいってなかった感じなので、もっと良くなる余地ありと思います。東京の新公が楽しみです。
みりおんは鈴を鳴らすような声ではなく、結構しっかりした太い発声なのでキャラ違いとは思いますが、ビストロの場面は特に堂々としていて立派でした。
>とおやま さま
いまっちの別格スター化は私も切望いたします。
でもそのためには新公主演できないとむつかしそうですよね…。
せめてショーで長いソロをもらえる格のシンガー扱いになってほしいんですが。
東京の新公もご覧になるんですよね。
ぜひまた感想をお聞かせください。