蘭蘭『ファントム』新公感想・3

2021-02-11花組公演感想,花組

●仙名さんのカルロッタはやはり歌がうまかった。
今回の新公のメインキャストはほんとに歌える。歌だけならこっちで聴きたいくらい…(CD出せとは言わないからせめて音楽配信してくんないかなー)。

新公カルロッタは笑い担当というか、新公のお遊びをいくつか入れてました。

・春の衣装のところで夫のアラン・ショレに「あなたが着たら」。
・クリスティーヌに飲ませる毒薬を嗅いで「臭いわよこれ」。
・クリスティーヌが毒のせいで歌えなくなる場面、「効いた…!」と言ったあとで、周囲を見回して「聞こえちゃった?」。

覚えてるのはこのくらい。
ウケてたし私も笑ってしまったけど、仮にこれが本公演だったらちょっとうざったいかもしんないな。

でも新公だから。新人の練習の場だから。
どのくらいやればいいか、どの程度ならやりすぎにならないか、そういうのもきっと場数を踏んでおぼえていくもの。
宝塚と東京で合わせて2回だけの「お祭り」でもあるから、それを盛り上げてくれたことに拍手を送りたい。

●アラン・ショレの輝良くんはほんとにかっこよかった。
ヒゲが似合うし、なんでこうも「大人の男」なのだ。まだ新公学年だというのにずるいよなぁ。
カルロッタとのラブラブっぷりもなんかかわいい。

●がりんちゃんのシャンドン伯爵はきれいでした。
とってもノーブル。

新公のエリックの外見が幼めになってる影響だと思うんだけど、本公演よりエリックの恋敵として強くみえた。
クリスティーヌがどちらに魅かれるか、ということじゃなくて、この人を相手にしてエリックがあせるだろうな、という意味で。

「クリスティーヌ!」の2度の叫びもよかったです。

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