『アルカンシェル』東京新人公演の、個別感想の続き。
コンラート・バルツァー/夏希くん
芝居も歌も上手かったです。
ザ・悪役の作りで、ムラでのまゆぽん初期の演技に近いかな。
ヒロイン・カトリーヌに迫るところも怖さがある。
暗く塗った唇の色も悪役らしくしてました。ただヒゲのつけ方のせいか不思議なくちびるの形に見えて……。
ヒゲのつけ方は研究が必要ですね。このへんは新公らしい経験です。
娘役2番手・アネット/みりんちゃん
本役は次期娘1が決まってる美咲ちゃんということで大役がきました。2022年初舞台ということは新研3なんですね。
若いながら舞台もビジュアルも落ち着いてました。
なにより、歌が上手いのはいいですね。これまでカゲソロなどで抜擢されてきたのも納得です。
ペペ/かがみん
専科のヒロさんが演じたコメディアン役。
安定してました。
ナチスドイツとのやり取りや政治犯になってからの少年イヴとの再会での感情の乗せ方もすごくよかったです。
マダム・フランソワーズ・ニコル/みこちゃん
美しい。
みこちゃんのマダム・フランソワーズはビジュアルが若いから、夫か親かだれかから受け継いだ劇場の灯を消さないように、必死で戦っている感じがしました。
「本番を見にきてくださいね」とコンラートたちに言うのも、劇場を守らねばという使命を感じさせました。
芝居の子ですよね。
本公演では男役ばかりのセット・シャルマントでもみさこちゃんとともに登場。可愛かった。
ダンサーさんだけあって素敵なダンスでした。
つくづく退団が惜しいです。
ジョルジュ/光稀くん
本役はあかさん。
とにかくビジュアルの美しさで目を引きました。
2022年のグラカンで入団だから108期生、まだ研3なのね。173センチの長身。
難しい役をやりきったのではないでしょうか。
シルヴィー/稀奈さん
本役はあわちゃん。稀奈ちゃんのバレリーナらしい美しい動きが役にぴったりでした。
どんどんきれいになっていく。
ダニエル/月世くん
本役はらいと。
109期生研2、178センチの超長身。目立つはずです。
でも身長だけでなく不思議な存在感のある人だなぁ。
芸名も存在感も、どことなく浮世離れしてる耽美さがあるんだよね。スチール写真だとそれほどでもないんだけど。
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