10月14日(木)18:30からの雪組東京宝塚劇場『CITY HUNTER』新人公演のライブ配信を見ました。
新人公演のライブ配信はこれが初。
貴重なものを見られて幸せです。
画面越しとはいえ、若手スターたちの研鑽の披露と成長の機会に立ち会えるんですよね。
新人公演自体コロナ禍で行われなかった時期もあり、ありがたみも倍増です。
もとより新公のチケットを手に入れるのも、観に行く時間を作るのも地方民には難しいことですから……。
・新公の担当演出家は指田珠子センセイ。
せおっち主演の星組バウホール公演『龍の宮物語』で一躍名を上げた若手演出家です。
一本物をまとめたわけではないので本公演との大きな違いはありませんが、それでもセクハラ的な部分は少なめだったように感じました。
それでも、そもそも現代に上演するにはふさわしい演目とは思えないのだけどね。
・主役であるシティハンター・冴羽獠を演じるのは新公主演のあがちん。2度目ですね。
ビジュアルが強い。
いつもながら、真ん中が似合いすぎてスターだなぁと思わずにいられない。
昔よりずいぶんとコメディが上手くなりましたね。
コメディ部分とハードボイルド部分も切り替えもよくて、チャラい部分からシリアスに切り替わったときのかっこよさは絶品です。
あがちんは元々、浮ついた若い役より落ち着いた大人の(なんなら多少脇っぽい)役のほうがはまる人だと思うので、ハードボイルド的な役は似合うんですよね。
スナイパーらしい動きのキレもさすが。鈍くさいスナイパーとかいたら死にそうだし(笑)。
ダンスナンバーは見ごたえありました。
そこから歌に入ると「あがちん……(笑)」になるのはご愛嬌で。
ダンスから歌へのジェットコースターぶりがクセになるようなならないような。
あ、ご本人比で頑張っておられたとは思います。
「still love her」は比較的歌いやすいのかな? 雰囲気込みで聴かせました。
ミックを誘っての「友よひさびさに行きますか」の指クイクイが、あがちんの指の長さゆえにめちゃくちゃかっこよかった。
あの手の大きさも男役の才能。
「冴子たんの犬」はモプシーでしたね。
ジャンプとか相変わらずすっごいわ。
身体能力高すぎ、犬真似うますぎ。そして可愛い。
冴子の貸しチケットが着られる前からうっかり切れたのと、銀橋に向かうときにスライディングしたりとかもありましたが、そりゃそういうこともあるよね。
アクシデントに動じず舞台を務めていたかと思います。
・まだ発展途上である新公学年の生徒による舞台を、ファン以外でも見られるライブ配信することに対しヅカファンのなかでもいろんな意見があったようです。
けれど、ご挨拶で「東京で、真っ赤な客席ではなくお客様の前で新人公演を上演できること」の喜びを聞いたら、配信もあってよかったなぁ……となりました。
(なお、前回のONCE東宝はお客様なしで私服のまま行われたそうで……)
あがちんのご挨拶時、かれを見守るあみちゃんの目が潤んでいたのもよかったですよ。
あがあみはあみあがだなぁ……とかしょうもないことを思ってましたが。
また、カテコのご挨拶で泣き声になっている縣くんに、あみちゃんからは静かに涙が流れたのも感動的でした。
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