『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』東京新公を見たんだ・1

雪組東京宝塚劇場公演『ボイルド・ドイル~』の新人公演をライブ配信で見ました。

新公中止が続いた中、ようやく行われた新公です。
大劇場ではできなかったけど、ライブ配信のある東京でできてよかった。
1月18日(木)18:30からの上演です。

新公担当は菅谷センセイ。
前にも見た名前だな。
『鴛鴦歌合戦』の新人公演も担当していました。

・新公主演はかせきょー。
アーサー・コナン・ドイルは序盤は少し弾け切らない感じがしたけれど、後半にかけてきちんと舞台に乗れた印象でした。

それでもやはりスター感はありますね。
長身で見栄えするし、スーツも着こなせるし。

106期首席のかせきょーは安定感があって順調に上げられているから忘れてたけど、よく考えたらまだ新公主演2回目なのか。
そしてまだ研4だった……全然そんな感じがしない。
しかしコメディって難しいもんだなぁ。
できる人は観客(私とか)が勝手にハードルを上げちゃうから大変である。

ボクシングは本役の咲ちゃんはそれなりにできそうなのに、かせきょーはへなちょこ感があるのが可愛いというかなんというか。あれも役作り……なのかな?

・新公初ヒロインは研2の星沢さん、108期生。

以前からきれいな子と聞いていましたが、ヒロインがしっかり似合う美しさでした。
大人っぽい中に可愛さもあり、それでいて芝居も歌もよかったです。
なんで今の若い子ってビジュアルがいいだけじゃなくてちゃんと出来もいいんだ。
芸名のセンスもいいよねぇ。夢々しさがありつつもすっと馴染む、シンプルで品のある名前です。

華やかさにちょっと前宙娘1の潤花ちゃんを思い出しました。

夢白ちゃんよりは感覚が普通の人に近くてまともそうなルイーザでした。
でもどっちも可愛い奥さん。

・せーみくんは歌が上手い。
今回は2番手あーさの役でシャーロック・ホームズ000として大ナンバーを歌い上げました。
歌の上手さをこれでもかと見せてくれて楽しかった。

本公演自体ライブ配信でムラ楽を見たのみなんだけど、大ナンバーを歌う中できちんと緩急と色をつけてくる。飽きさせない歌い方です。

新公の長としてのご挨拶までしっかりしていて頼もしい新公2番手でした。

新公主演こそしていないものの、雪組はそういう人でもけっこうおいしく使ってくるからこれからも活躍できるでしょう。

・歌が上手いといえばしゃんたんも。
3番手そらちゃんの役で編集長をこれでもかとキザに演じてました。
色気もありましたね。

歌も芝居もとてもよくて、ビジュアルもさらに磨きがかかったから満足度が高い。

本公演では大きさに似合わない少年ぽい役(郵便配達)がいっそ愛おしく(雪組時代のきたさんを思い出したわ……)、それはそれで楽しいんだけど、やはり大人の男役が本領ですね。

雪組の未来は明るいなぁと思える新公でした。

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