『応天の門』原作読みました

月組

2023年2月から宝塚大劇場で上演される『応天の門』の原作マンガを読みました。

めちゃくちゃ面白いです。
超おすすめできます。つい一気読みしたわ!
話も面白いが絵も上手い。最高。

平安初期、まだ菅原道真が文章生のころ、魑魅魍魎が跋扈されるとされる平安京の怪異を知識によって解いていきます。
推理系サスペンスですが通底には藤原氏ら貴族の政治的駆け引きがあり、本当に怖いのは人間であるなと。
政治的なことから距離を置きたい道真ですが、朝廷に仕えている限りそうもいかないのが人の世ですよね。

投稿人物はいずれも魅力的。

主人公の道真は若い学者で、唐に憧れ、書物や文房具には目がない。
書物や硯を前にして挙動がおかしくなるのは身に覚えがありすぎる……。
ただ、れいこちゃんが演じるのは今一つピンとこないですね。おだちんだと想像しやすいんだけど。
でも演じ甲斐のある役だとは思います。

稀代の色男・在原業平がその相手役でしょうか。
年の離れた道真の友人ですが、道真が「友人」と思ってるかどうかは謎。
藤原高子とは互いに今でも想いあっている様子で、色っぽい方面を担ってくれそう。

道真も婚約者がいて(のちに妻となる島田宣来子)互いに大事に思ってはいそうなのですが、どうも色っぽい感じにはならないのよね。
そして15巻の登場人物紹介に出てこないくらいの扱いである。
彼女もいいキャラなんだけどねぇ。なお、口はめっぽう悪い。

となると、海ちゃんが演じるヒロインは昭姫か。公演解説にも出てるしねぇ。
かつては唐で王宮に仕えていた、百戦錬磨、世知に長けた美女です。

漢学の才がある女房・白梅はみちるかな。

老獪な藤原氏ら貴族たちも怖くていい。
一見温和な怪物・藤原良房はるうちゃんかしら。

良房の養嗣子で高子の兄・藤原基経は貴族的な美貌で凄味のある人で見たい。……るね?
専科のカチャも合いそう。

専科つながりで、アグレッシブな政治家・伴善男はまゆぽんとかどうでしょうか。

今出てるのは15巻まで。
そろそろ16巻が出るはずだけど……まだかな~~~~。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

[新品]応天の門 (1-15巻 最新刊) 全巻セット
価格:9724円(税込、送料別) (2022/8/17時点)


3

月組

Posted by ゆきたろ