全ツ版『Heat on Beat!』感想・２
・月組ってきらきらしいなぁ…。
舞台の絵面がすごく美しかった。
今回はみりおが抜けてるけど、それでもやはりセンター付近が若々しくて美しい。
それでいて実力がないわけじゃないのがすごい。
なんつっても歌ヘタが少ないのがありがたいよ。
・プロローグでの客席降りも楽しかった。
私が千秋楽で座った席はゆりやんが近くて、その前に（奥の方）にちゃぴ、後ろにこころちゃんだったかな。
きらきら成分を浴びた。幸せ。
まさおは上手通路から下りて下手のほうにまわって舞台に戻っていったんだっけな。
縦横無尽に走り回り、ファンサービスがすごかった。
ちゃぴも通路沿いのお客さんにタッチしまくってて、触れた人たちが羨ましかった。
・娘役が横１列になるときに下手端にいるゆめちゃんの動きがキレてて気になった。
ゆめちゃんは今回も活躍してました。
椅子の場面のカゲソロよかったわー。
エトワールは顔がちょっと怖かった…（失礼）。
ゆめちゃんはメイクがいいときとアレなときがあるんだよね。
・まさおがお客さんに全ツのお土産をぽいぽい投げるようにして配ってたのが笑えた。
・ロックの場面２つ（白娘と黒娘が出てくるところと、ちゃぴがギター少女になるところ）の男役８人はまったく一緒なのね。
若手で推したいところなのか、踊れるとみなされたメンバーなのか。
・まさおは歌いまくってたなぁ。
ちょっとクセのある歌声だから、デュエットしても彼の声は消えないんだよね。
それでいて浮くわけじゃない。ちゃんといい声の立ち方をしてる。
しかし、若手のときはギラギラしてて俺様系でいくのかと思ってたのに、まさかこんな面白い（笑）トップになるとは想像してなかったよ。
甘さが入ったねっとりした声がクセになる。万人受けするとは思わないけどクセになるんだよね。
・椅子の場面、リュウさまがポーズをとってるのがすごーくかっこいい。
スーツ姿がめちゃくちゃかっこいい。
だが、どうにも帽子を置きたくなる手の形だった。
（リュウさまはコート掛けでもポールハンガーでもありません）
リュウさまはエロかった。通常運転だがエロかった。
まさおを導く手つきや視線の妖しさといったら。
でもＢＬにならなかったのが不思議。
あんまりまさおがホモくさくなかったから？
・リュウさまとまさお（ダブルリュウだな）がターンしてるときの、まさおのぬるいターンが妙にほほえましい。
あれはリュウさまに翻弄されてるからキレよく回ってない…という演技上のものではないよね（笑）。
・椅子を蹴って思いどおりのところにやるのはむつかしそうだ。
成功していてよかった。
・ちゃぴはあいあいみたいな色気がないから初演時に感じたファム・ファタル感はなかった。
運命を狂わせる女じゃなくて生硬な少女。
男たちを虜にし、撫で回される対象としては、まだ遠い。
けれど無機物である椅子の化身と思えば、それもアリか？
・この場面の娘役の振り付けが大好き。
椅子に座ったまま順番に脚を組み替えていくところとか、ユニゾンとしての動きが美しい。
真ん中付近の芝居も見たいし、男役の踊りもみたいし、娘役の動きも見たい。
目が足りない。
１０回くらいこの場面見たいわ。
・まさちゃぴのリフトはダイナミック。
途中で姿勢が変わるむつかしそうなものだし、まさおはダンサーじゃないし、ちゃぴは小柄じゃないので「何事もなく、無事に楽を迎えられてよかった…」と思った。
