星組『記憶にございません!』『Tiara Azul -Destino-』上演決定

今年8月半ばからの星組大劇場公演の演目が発表されました。
芝居は『記憶にございません!』、ショーは『Tiara Azul -Destino-』の二本立てです。

『記憶にございません!』は元が三谷幸喜の映画。
観てないですが、面白そうだなと思った覚えがあります。
で、お友だちも原作映画は面白かったと言ってたのでそこは楽しみにしていいところなのでしょう。

原作映画を見てないのに推測で勝手に言いますが、今回、宝塚で上演されるうえでの懸念としては2つ。

1つ目は現実と照らし合わせて楽しめるかということ。
こういう現実に近いコメディって、現実に余裕がないと楽しめないものなんですよ。
世の中の苦労はお金、家族、恋愛その他いろいろありますが、「いやー、ほんと辛いよねぇ」と言えるのってまだ苦しみを突き放していられる状態のときだけじゃないか。
今の日本の政治って、笑ってられるほどの状態か?

そして2つ目は、まぁ演出家がダーイシってことですね……。
過去の作品をみても余計なギャグや見当はずれの説教、デリカシーに欠ける扱いの時事ネタをぶっこんできそうで心配。
「日本の政治」とダーイシの組み合わせって、なにもよりにもよってそこで組ませなくてもってくらいのエグさじゃないか。

いやもう、三谷幸喜氏がそのまま演出して下さったらいいんじゃないかな(と勝手なことを言う)。

ショー『Tiara Azul -Destino-』は竹田センセイの大劇場デビュー作。まずはおめでとうございます。
花組ほのかバウ『PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-』、星組あまとバウ『My Last Joke-虚構に生きる-』の人ですね。

えっと、芝居かショーか、どちらかだけでも面白いものでありますように。

2024年 公演ラインアップ【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】<2024年8月~12月・星組『記憶にございません!』『Tiara Azul -Destino-』>
2024.02.08

2024年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。   

星組公演
■主演・・・礼 真琴、舞空 瞳

◆宝塚大劇場:2024年8月17日(土)~9月22日(日・祝)<一般前売:2024年7月27日(土)>
◆東京宝塚劇場:2024年10月19日(土)~12月1日(日)<一般前売:2024年9月15日(日)>

政界コメディ
『記憶にございません!』
-トップ・シークレット-
原作/映画「記憶にございません!」 ©2019フジテレビ 東宝
映画脚本・監督/三谷 幸喜
潤色・上演台本・演出/石田 昌也

三谷幸喜脚本・監督により2019年に上映され、大ヒットを記録した映画「記憶にございません!」。憲政史上最低の支持率を叩き出した総理大臣・黒田啓介が、記憶を無くしたことで巻き起こす騒動を描いた政界コメディを、宝塚歌劇で舞台化。
史上最悪のダメ総理と揶揄される黒田総理は、投げつけられた石が頭に当たったことで記憶を失ってしまう。子供の頃のことは覚えているが、政治家になってからの記憶がそっくり抜け落ち、妻・聡子の顔すら忘れてしまう。前代未聞…現職総理の記憶喪失に、首相秘書官の井坂らは、この事態をトップ・シークレットとして扱い、黒田に無理やり政務を続行させる。一方黒田は、記憶を失ったことでこれまで自分が行ってきた(らしい?)不倫、汚職、暴言等、数々の悪行を知り唖然。国民の為に襟を正し、真摯に政治に向き合っていく黒田だったが、アメリカ大統領の訪日により官邸は再び大騒動に…。

カルナバル・ファンタジア
『Tiara Azul -Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)』  
作・演出/竹田 悠一郎

アルゼンチンのグアレグアイチュで行われるカルナバルを舞台に繰り広げる、パッショナブルなレビュー作品。
カルナバルへの期待に胸を高鳴らせるチーム“Tiara Azul(青色のティアラ)”のダンサー達は、祝祭の始まりと共に熱狂の渦に包まれていく。カルナバルで出会い、運命の恋に身を委ねる恋人達……。今、この瞬間を生き、歌い踊り続ける人々の姿を舞台上に鮮やかに息づかせると共に、エネルギッシュな星組生達の魅力を余すところなく披露する、熱狂のカルナバル。
なお、この公演は演出家・竹田悠一郎の宝塚大劇場デビュー作となります。  

宝塚歌劇公式サイト
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