『1789』感想・13
●アントワネットのルーレット場面の演技が変わってた気がする。
ルイ16世がギロチンを持ってきたときの興ざめした感じなどが大劇場で観たときより前面に出てました。
今手元にないのですが、『ル・サンク』ではト書きに(呆れる)などと書いてあった覚えがあるので、きっとこの演技が本来の形なのでしょう。
前半のアントワネットの愚かさが強めに出ていて、その分、後半のアントワネットの成長と清らかさが際立つんですね。
●ありフェルゼンについて。
大劇場で初めて観たときは(新公日の昼間)、「ちゃぴアントワネットに位負けしてるなぁ」と思わずにいられませんでした。
が、ムラも中盤以降はそう感じなくなりました。
私が慣れたのかとも思いましたが、きっと場数を踏んでありが成長したのでしょう。
あまりの劇団主導の「押し」にはつい引いてしまうのですが、それでも成果を出していたら認めざるを得ません。
●デムーラン、ロベスピエール、ダントンは3個イチな扱いだなぁと思っていたのですが、それでも個性が見えてくると楽しいです。
たまきちロベスピエールの声がどうも好きらしいということに気づいたよ。
●スイスの銀行家・ネッケルを演じるるうちゃんの手堅さがほんと有難い。
彼がしっかりしてるからこそ、アルトワ伯のいやらしさも鮮やかに映るのよ。
●ロナンが「(マラーが寝ているすきに)印刷しておいた」「助けてくれたお礼さ」と言うとき、マラーにだって恩があるだろう! とつっこみたくなる。
でもまさおのあっけらかんとした明るさ・軽さには合ってるな。
●3人が背の順で横並びになっているとき「携帯の電波のようだ」と言われることがありますが(携帯電話の電波状況を示す縦3本のラインに似るから)、フィナーレの男役ダンスで4人が大階段を降りてくるとき「携帯の電波が4本になったみたいだ」と思います。
ちなみに並びは下手から順にコマ・みや・カチャ・マギー。
●パレードのちゃぴを見るたびなぜかミニーマウスを思い出すわ。
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