『1789』感想・6

2021-02-13月組公演感想,月組

この作品で好きなところ。

●ちゃぴアントワネットは素晴らしすぎて、贔屓目かもしれんが「神」で、それだけに語り出せないのでとりあえずおいておく。
(さらっと書けないために書き出すのに覚悟がいるのよ!)

●さやかさんのルイ16世も素晴らしい。
王太子を亡くして傷心の王妃を慰めるために新しいネジ巻きを作ったというところ。

それで慰められるのか!? とツッコミは入れたくなるが、この感情表現の不器用さが愛おしい。

・そして王妃に「フランスの王妃として、陛下と共に生きて参ります」と言われてからの演技。
王妃の発言に驚き、感に堪えぬ風情を見せながら、照れ隠しかギロチン模型の話をはじめる。

この繊細な演技が素晴らしい。
王妃への愛と優しさが感じられて、この人だからこそ、アントワネットは彼と共に生きようと決意したのだと納得できる。

●ロナンとオランプがデュエットしている後ろで踊る愛のコロス男女のダンス。
リフト満載でものすごく美しい。
スカートがふわーっと広がるのがきれいなんだ。

男役さんも中の人たちは女性で、それなのにリフトだらけで大変だなぁとは思うんですが、でも美しいものは美しい。
いつも見惚れる。

・この場面はカゲソロも影コーラスも素敵。
このカゲソロを誰が歌ってるのかプログラムに記載がないのが残念。

●サン・ドニ大聖堂で「私は神だ」のナンバーで見せるラマールたちの悪い顔。

ラマールたちは基本おマヌケで可愛い人たちなんですが、この場面では悪い顔を見せます。
あぁこの人たち、ほんとに恐怖の秘密警察だったんだ!

オランプを捕まえているときも黒いんですが、フェルゼンに対してはほんとにひどいです。
思いっきり暴行してますからね。

・でも「媚薬を飲んだのか!?」からの唐突なホモな場面にはどうしようかと……。
いや、嫌いじゃないですけど。

ラマールに倒されたロワゼルとトゥルヌマンのニヤケた寝顔はついガン見してしまう。

●ラマールさんは1幕でシャルロットにおじさん呼ばわりされるのに笑顔で「ありがとう」と言う人の好さも好き。

・あと、オランプを助ける「雨だ!」からのわざとらしい動きもかわいい。

まだまだあるので続く。

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