『客家』感想・1

『客家』兵庫公演11月23日17時30分公演を観劇してきました。
一度観てみたかったんです、TSミュージカルファンデーション。
楽しかったです。

●文空祥の水さんは、しなやかで強い働き者の女性。

すごく似合ってた。
踊りは言うまでもなく、歌が思いのほかまともだった。
前半の歌は驚くほど素直に聞けたなぁ。元々声が高いからかしら。
(でも後半はオネェっぽくなってたけど)

ただ、顔はどうしようもない。やっぱり宝塚の男役顔だわ。
しなやかな動き、女性的な歌声、でも顔はとっても男らしい…。
このギャップを脳が埋めるのに時間がかかったわ…。

立ち回りがかっこよかった。

長い布を使っての踊りは美しかった。
流麗で優雅。
空祥の優しさと「客家」の民の流動性としなやかさを感じさせる。

赤子を抱いての優しい表情も美しかった。

●バヤン/フビライ・ハンの伊礼くんはすごかった。

芝居の迫力がすごい。
歌もうまい。
声も低くてかっこいい。

心の中でかっこいいわーとすごいわーを往復してました。

●マヤさんは2役。
まず昔の中国へ観客を引導する「会長」、そして兄妹の母の曽徳慈。

「会長」は、とってもマヤさんだったなぁ。
宝塚でもよく見たコメディ担当で、とても懐かしかった。

「話ならいくら、歌ならいくら…」と全てをお金で話すところでまず笑った。

母親役としては、男よりよく働き強くしっかり者の客家の家刀自としての存在感をみせる。
しかしこれもマヤさんであるからして、ただの「いいお母さん」ではない。
笑ったのは「(お金を)貯めて貯めて貯めて貯めて使わな~い」と娘の水さんと歌い踊るところ。
顔は似てないけど息ぴったりですわ。

そして皇帝の子を託されて空祥たちが逃亡する途中、これまたいいところで現れる。
この締めるところをびしっと締めてくるあたりがまた素敵なんだ。

しかしマヤさんはマヤさんだなぁ…。
水さんは「元男役が女優さんになった!」という気がするのに、マヤさんは全然そんな感じがしないんだよね。
元男役でも女役でもなく、マヤさんという感じ。
ついでにいうと、「元宝塚」という感じすらよくわからない位相にいるわけで…。

だからそれがどうしたというわけじゃないんだけど、面白い人だなぁと思ったよ。

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コメント

  1. hanihani より:

    ほんとですよね、マヤさんはマヤさんである
    って感じ。
    元宝塚とかきっと共演者も忘れてしまってると思う。
    こういう人が宝塚にいたと思うと、なんだか楽しいし、誇らしくもある。
    でも二度と育たないんだろうなと思うと100周年を前にして淋しくなりますね。
    TSは楽しかったですよねぇ~
    水さんにはとても向いてたというか、謝先生が宛書していて、素敵でした。

  2. ゆきたろ より:

    >hanihani さま
    マヤさんが元宝塚、は言われないとわからないし、言われても忘れてしまいそうですね(笑)。
    退団したのはそんなに昔じゃないのに。
    TS楽しかったです。
    水さんがとても「らしく」て、嬉しくなりました。

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