『Bow Singing Workshop ~雪~』 感想・1

雪組

バウホールで上演された『Bow Singing Workshop ~雪~』7月30日(土)11時30分公演を観てきました。

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94期以下、たった16名で創り上げる舞台です。
ですが、満足感の高い舞台でした。
普段ソロなど聞けない若手の歌が聴けるのは嬉しい。

・最初は「Joyful!!」。
出演者全員で歌います。途中、ちょっとしたソロなどもあります。

そして出演者全員の自己紹介。
一度では覚えきれないけど、それでもありがたい。

・最初は諏訪くんの「君の瞳に恋してる」。
期待の歌ウマ下級生です。

歌が上手い子から始まると観る側も入り込みやすい。
客席アピールも頑張ってました。

・今回の歌バウを観る目的の5割くらいは縣くんだったのですが、ぶっちゃけロミジュリの「僕は怖い」は選曲ミスだなぁ、と。
決して下手ではなかったけれど、歌詞が明瞭に伝わらなかったし、曲に負けていたように感じた。
あの歌の持つドラマ性をそれまでの過程なしにいきなり出すのは大変すぎる。
こちらにはキムや新公での礼くんの記憶もあるから、それとの比較で分が悪かったというのもある。

歌いたい曲と、自分をうまくアピールできる曲のすり合わせができていないのが下級生らしいなぁ。
それを失敗だとはもちろん思うけれど、チャレンジ精神を買いたいとも思う。
どこかで壁にぶつかる必要はあるし、それが早く訪れただけと思うことにします。

雰囲気はもう新公を卒業していてもおかしくない感じだけど、やっぱりまだまだ下級生なんだなぁと再確認しました。
ていうかまだ研2だよこの人。
よく忘れそうになるけど。

・第1幕では少々残念だった縣くんの歌ですが、第2幕の「恋の笹舟」はよかったです。
こちらは同期のしまもんとのデュエット。

なんというか、堂々と昭和。

それがすごく気持ちよかったです。

しまもんは美人で大人っぽく(中卒の研2なのに!)歌の上手い娘役さんで、こちらも期待してしまう。
すこしうらら様的なものを感じました。(歌じゃなくて)
101期生はいろいろと面白い生徒さんが揃っていて私的にツボなんだよね。

・ロミジュリから歌を選んだのはもう1人、りあんちゃんも。
こちらは「いつか」で、「僕は怖い」よりは歌いやすそう。
若さを前面に出すことができるし、下級生のセレクトとしてはこちらのほうが正解。――と書くと選曲がよかっただけで歌はさほど……みたいですが、実際に歌もよかったです。

顔がきれいとは聞いてましたが、今回髪型もかっこよかった。ちょっとチャラいの。
見せ方がうまいって大事。

・今回顔を覚えた下級生として眞ノ宮くん。
彼の目の輝きにこちらの目がひかれる。
きれいな顔だわ。
花組の亜蓮くんからバタくささをいくらか抜いた顔として認識された。

ソロを歌った「Le gamin de Paris」の軽やかさに歌と芝居の両方で期待の持てる男役さんだなぁと。

・第2幕ではりあんちゃんと眞ノ宮くんで「JUMP!」のデュエットがありました。
2人の並びがきらきらしすぎて何事かと思いました。

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Posted by hanazononiyukigamau