おとめ1996
このまえ遠征したときに『宝塚おとめ1996年度版』を買ってきました。
表紙はマヤミキさん。
おとめの中身が現在のものとはいくらか違って、それがおもしろいです。
ちなみに定価は税込700円。
・ジェンヌの紹介ページはモノクロ。
・各組トップ男役の写真がはじめのほうに載ってます。
ちなみにまだ4組時代。宙組はできてません。
・本の後ろのほうに娘役トップの写真があります。
それだけでなく、2番手以下路線男役のカラーポートも。
ただ、当時のスター情勢がわからないので、どういう選抜の仕方なのかいまいちよくわかんない…。
組ごとに人数をそろえてないし。
ちなみにカラーで載ってる人たち。(敬称略・名字のみ)
男1…真矢・久世・一路・麻路
男2?…高嶺(1人で1P)・愛華・真琴・轟・稔(2人で1P)
娘1…純名・風花・花總・白城
男3?…紫吹・香寿・姿月(3人で1P)
メイクに時代を感じます。
特に口紅の色が濃い!
青味の強いピンクの口紅とかねー。
・よっちゃん先生と松本様のすっぴん写真が今と変わらないように見える…。
カラーかモノクロかの違いはあれど。
そして松本様はこのときすでに初舞台の年が書かれていない。
トップシークレット扱いなのであろうか。
・専科さんたちに「演劇専科」「舞踊専科」などと書かれてます。
そういえばそういう区別があったというのはどこかで読んだことはあるな。
まさしく “専” 科だったということか。
・164センチ~166センチの男役さんがちょくちょくいる。ていうか、一路さんの公称身長って165センチだったのか。
この時代だと公称170センチの人はまさしく長身扱いだったんだろうな。
・花組76期生の「好きな食べ物」であんみつ縛り。(全員が参加してるわけじゃないが)
蜜は黒蜜か白か、あんこの有無、豆の有無など。
こういうネタ揃えって昔からやってたのね。
・元・星組のキンさんがまだ男役だ。
このときの公称身長164センチ。2年後の1998年度版では娘役に転向して162センチに縮んでます。
・このときの星組76期生の「やってみたい役」は「一休さん」縛りです。
・研1蘭寿さんの愛称が「まゆった」。なんかかわいいぞ。
・娘役はお団子ヘアーの人は少なく、ほとんどがハーフアップです。
こういうのも流行りがあるのかな。
・気になってしまったので、当時と現在の身長の平均を出してみました。
全部計算するのはキツイと思ったので気が向いたところだけ。
1996年花組男役平均――167.34
1996年雪組男役平均――168.39
1996年研1男役平均――168.801996年花組娘役平均――160.3
1996年雪組娘役平均――160.68
1996年研1娘役平均――160.442012年花組男役平均――170.38
2012年星組男役平均――170.98
2012年研1男役平均――170.082012年花組娘役平均――161.72
2012年星組娘役平均――161.43
2012年研1娘役平均――162.12
16年の間に男役も娘役も、平均身長はだいたい2センチ伸びてるんですね。
でも思ったより伸びが少なかったな。
ディスカッション
コメント一覧
いつも楽しく拝見させて頂いています。見せてました。突然失礼しました!みわっちバウ、私は親子家族愛に一番泣けます。下級生は色んな役で大忙しですが、演じ分けていて日に日に上達しとても貴重な体験だと思います~みわっちの所作は美しく芝居は元からですが歌が上達していて貧乏神のみつる君がかんざし売りに来てくれた時は美しさに見とれました。日本物はチケットが売れにくくて生徒さんは大変でしょうが私は好きです。音月主演のしっかりした日本物みたかったから残念です。
当時花組には幸美杏奈sanという名ライターがいました。同期であんみつ食べる時は好きなものお互いに交換しあっていたようすを本当に面白く書いてました。一期下のおさこむネタもボーリング大会の様子も傑作でした。歌劇の愛読者となれた彼女の書いた記事は必見です。宝塚初心者の私は当時の新公中心学年の各組76、77期の舞台がいつも楽しかったです。必ず隅っこでも職人芸?
日曜日二回公演みてマイ楽です。
>突然失礼します さま
当時の状況を教えていただきありがとうございます。
幸美さんは初演版の『カナリア』に出てた方ですね。名ライターとは知りませんでした。
彼女がえと文を書いた『歌劇』を探してみたくなりました。
みわっちバウもよかったですね。
お父さんの汝鳥さん、お姉さんのさあやはさすがに芝居がよくて泣かせてきます。
下級生の芝居も見ごたえがありました。