『蒼穹の昴』感想・4

雪組大劇場公演『蒼穹の昴』、初日明けてすぐ観劇して終わりと思いきや、姉と急遽行ったので合計4回観てます。
追加したのは10月16日(日)15:30だったはず。ローソン貸切だったっけな。

とにかく「大劇場公演!!」という感じで、これは大劇場でやるしかない演目。
雪組に特に思い入れのない姉でも誘いやすいです。

・すわっち演じる譚嗣同(タンストン)には泣く。
なにこの面白眼鏡……と思ってたのに、まさかの涙かっさらいキャラだった。

「私には簡単なほう(=生き抜かず、死ぬこと)しかできませんから」と文秀の代わりに死ぬ。
実際、なんで譚嗣同が処刑されることで文秀が生き残れるのかはわかってないんだけど。
なんなの? 1人代表者が死ねば済む話なの? 首謀者=文秀の身代わり的な?(いや、そもそも首謀者なのかな?)
よくわからんけど、誰かが死なないと事態が収拾つかないってことでしょうか。

あの朴訥とした人が死ぬのが余計に辛いんだよね。
譚嗣同は実在の人物なんですね。(ウィキで読んだ)

・縣光緒帝について。
まず黄色の皇帝の衣装が似合う。
『歌劇』かなにか(どこかの劇評だったかもしれない)で「皇帝の服に着られている感」みたいなことを書かれていたけど、そんな感じはなかった。
体格がよくて真ん中オーラがありすぎるからかなぁ。

ただ光緒帝のポジションってすごくあがちんっぽいなとは思った。
皇帝で、真ん中に置かれるべく育てられたけどどこか窮屈な感じが。

芝居はこれから上手くなっていく感じがする。
あがちんは自分で芝居を動かしてくのより辛抱役系統のほうがはまると思うんだよね。だからか光緒帝はよかった。

『蒼穹の昴』は専科さんも多い公演だし、今回が芝居上達の契機になりますように。

・あがちんでもう一つ気になっているのは表情のこと。
芝居でも表情のバリエーションが少なめかな……と思うんだけど、今回はフィナーレでも感じた。

ストイックな表情やダンスと男役群舞の黒い衣装はすごくハマってた。
でもその中でもいろんな表情や遊びの部分が見られたらもっと楽しいのになぁ。

・今回の咲きわデュエダンは私が観た4回で成功した日ってあったっけな……というくらいドキドキさせられるもの。

私にはわからんけど難しいものだったんだろうな。
ムリにリフト入れなくても、2人の空気感で踊らせてくれた方がいいです。
(私が観たあとに振付が変わったらしいという噂も聞いたけど本当のところはわからない)
ひらめちゃんの退団公演でもあるし、怪我なく千秋楽まで務めてほしい。

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