雪組大劇場公演『蒼穹の昴』10月2日(日)11:00と15:30の回を観劇しました。
初日開けて翌日、魔の2日目と呼ばれる日です(笑)。
今日、10月3日(月)13:00も観てから帰ります。
主演の咲ちゃん、3作目にしてまともなかっこいい役がきました。
『CITYHUNTER』のリョウは今の時代にあわないセクハラするし、前回の『夢介千両みやげ』の夢介は訛りまくったしゃべりの牛みたいなぬぼーっとした男でした。
だからどちらもストレートに「かっこいい」とは言いづらかった。
が、今回。
ちゃんとかっこいい男です。
頭いいし優しいし行動力もある。仁義の心も持ち合わせている。
春児と玲玲への優しさ、国を思う気持ち。
仲間内で集まったときの質問の鋭さに、科挙第一等の賢さをみました。
国と光緒帝を救うために袁世凱に対峙するところも鬼気迫る迫力がありました。
科挙第一等なのはただ優秀なだけでなく、孔子の教えにつながる仁徳があるからでもあります。
自分の命は惜しまず、国のために何ができるかを思う。
人が集まるわけです。
また、自分の宿命を受け入れてぶれずに生きる姿が清々しく美しい。
原作は読んでいないので、ラストのあのまとめ方、あの終わり方でよかったのかは正直わかんない。
皇帝に仕えて云々のところが短かったしね。
それでもちゃんとしたいい男です。
内面だけじゃなくて見た目もかっこいい。
現代日本人には受け入れにくい辮髪はタカラヅカ仕様の長いみつあみにして、衣装が絢爛豪華!!
ゴージャスな布の多い衣装を着てもなおわかるスタイルの良さ。というか、スタイルがいいからこそあの衣装に負けないのか。
フィナーレは男役たちの黒い扇を持っての群舞がかっこよかったです。
薄手の衣装を翻して華やか。
咲きわ最後のデュエットダンスはグレー系の衣装ですが、ライトの加減ではじめはグリーンに見えたのも雪組を思わせて素敵でした。
ひらめちゃんの柔軟性を生かして美しい背の反りをぞんぶんに見せてましたね。
パレードの階段降りはこんなだったはず。
千風(エトワール)
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咲城・夢白・諏訪
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縣
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和希
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凪七
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朝美
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朝月
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彩風
あやあがが解散になって、あがちんは単独降りに。予想どおりの流れです。
プログラムの扱いも大きくなりましたね。組長より前に出てるし、2分の1ページだけどインタビュー&プロフィールも出ました。
プログラムの公演アンケートは「公演にかける思いの漢字一文字」の一題だけなのがさみしかったですね……。
文章で読みたいです。
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