『蒼穹の昴』感想・5

・あーさの春児、少年ぽさに無理がなくてすごい。
研いくつだ。
キラキラの瞳で「オイラは」とか言って貧しい少年演じて、でも昴の星を信じて生きる真っすぐさがまぶしい。

宦官になって王宮に仕えてからの控えめで誠実な仕事ぶりは西太后に愛されるに足る人柄を感じさせる。
日本公使館で文秀と再会しての訴えには、西太后に仕えているときとは違う春児の素の部分が見えた。

「昴の星」はついていなくても自分の運命をたぐりよせるところに主人公みがありますよね。
西太后様にお仕えするようになったら稼いだ金はみんなに……とか言ってるところもマジ主人公。
ほんといい子や……。

・あすくんが新聞記者やってると雪組だなぁって思う。
しかし何回目だ(笑)。

・かのゆりの日本軍人が美々しすぎてびびる。
冒頭での光緒帝の実父との差よ。

・夢白ちゃんのミセス・チャン。
彼女の存在が「謎の美女」のままで終わってびっくりよ。
咲ちゃんを逃がす助けをしたりしてたけど、なんだったのだろう……。
原作未読で、勝手に李香蘭的な存在かと思ってました。

それはそうとチャイナ似合いまくり。
美女っていいわぁ。
景徳鎮ドレスでのぱっつん前髪も可愛い。
なんでも似合うな、夢白ちゃん。
似合わないものはないのか?

・女官のみなさんは文秀たちに「結婚してらっしゃるの?」と詰め寄る場面が楽しい。
初日明けよりも日が経ったあとのほうが芝居が濃くなってましたね。
そらちゃん順桂に「妻も子もおります」と言われてあっという間に失恋しつつ夫婦仲をたずねる容齢・はおりん、愛人でもOKなのか離婚後の正妻狙いなのか。気の毒ながらも楽しい。

・光緒帝が出しまくるつじつまの合わない詔書に混乱しつつ、周囲から責められてもきっちり対処しようとする文秀さん、マジ首席、マジ官吏の鑑。
(私だったら周囲といっしょにキレてるわ)

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