DC版『ダル・レークの恋』感想・2

月組シアター・ドラマシティ公演『ダル・レークの恋』の感想の続き。

●れいこちゃんの黒髪、れいこちゃんのターバンさばきを見たくて大阪まで行っちゃったわけですよ、私は。

いやーーーーーーーー美しかったわーーーーーー。

ライブ配信でも美しかったけど、生で観るとまた格別ですね。

れいこちゃんのレトロな美貌は大芝居な『ダル・レークの恋』にぴったりで、
「冷静に考えるとちょっとアレだけどラッチマンが美しかったから仕方ないわ、まぁいいわ」と
物語のツッコミどころを無理やり納得させてくれるものがあります。

そりゃーインドの貴族のお嬢様がた、奥方様もラッチマンにクラクラですよ。
クリスナの奥方・アルマだって騎兵大尉・ラッチマンを遠乗りに誘ったわけだし。

●『ダル・レークの恋』は昭和の作品。
今回は新演出でしたが、古臭いところをあえて残してもあります。

「あなたはほかの人をお誘いにならないでしょう?」と声だけ聞こえたあとに主人公・ラッチマンがどどーんと登場したり、
「そう、私が詐欺師ラジエンドラです」とででーんと見得を切ったり。

この、ジャジャーーーーーン!! な登場とかナ、ナンダッテーーーー!!??的な演出とかがたまらんわけですよ。

ほんと気持ちいいなぁ。
私、時代劇見て育ってるもんで(お気に入りは『暴れん坊将軍』です)、お約束パターンとかわかりやすい演出ってなんだかんだ大好きなのよ。

それでいて外国映画的な余韻を残したラストってのが素敵なんですよね。
ラッチマンに去られたカマラがパリを彷徨うところ。
自分を探すカマラたちを見ていたラッチマンが1人で登場し……という流れも。

●新演出の水の青年と水の少女のダンス、ほんとうにきれいでした。
いい役だわぁ。

1幕ラストのリフトは一見の価値あり。

●れんこんはおやじさんが上手すぎる。ほんと上手い。
月組の将来は安泰だなぁと思ってしまう上手さ。

でも、「おっさんでは終わらせねぇぞ」的な気持ちがあるのかないのかわかりませんが、
役替わりで出た「金の男A」で男役のかっこよさってのはこうだ!とばかりの意気を感じさせました。
ぎらついててかっこよかった。

●なっつのアルマ。
ああ、こういう人いる……と思わせる造形。
ほんとリアルだよね。

アルマは私のめちゃくちゃ苦手なタイプの人ですが、重すぎず、やりすぎず、いいあんばいで演じていました。
なっちゃんは舞台の底上げをしてくれる人。

●憲兵パタナック、セリフ回しとか間とかいいなぁと思いました。柊木くんね。
憲兵隊長ジャスビルのぱるくんと身長差があるのもあって、凸凹コンビ感が楽しかったです。

●海ちゃんはダンサーだけあって本当に体の動きが優雅。
プロローグも、湖上での一夜も、フィナーレの真珠の女の踊りもどれもが美しい。

動きが美しいと生々しさが消えて、「物語」の形を成すんです。
客席の女性たちが憧れるメロドラマ。
れいこちゃんの美貌と、海ちゃんの鍛え上げられた娘役力で作ったものです。

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