『FROM SAKURA』を見たんだ・2

月組公演感想,月組

背景は桜のパネル6枚に「SAKURA」の文字。
桜の花がきれいです。
宝塚ホテルの前も徐々に……という頃合い、桜の季節にさくらのミュージック・サロンが開催されるのはもちろんコロナ禍による延期の影響です。
運命のいたずらと呼んでもいいのでしょうが、いい季節のミューサロ開催となりました。

●最初は『I AM FROM AUSTRIA』の主題歌音楽のみ流れます。

・金髪1つ結びにハット、アルカディアの衣装を着たさくさく登場。
『Arkadia』から「Cry Me A River」をさくさくのソロで。男役2人(ソナタとるおりあ)がダンスで華を添えます。

そういや『Arkadia』でダリア(さくさくの役)は「これぞ私、っていうショーをやってみたいわ」と言ってたっけな。
これがそうなんですね。

『Arkadia』主題歌を4人で。

最初はさくらソロ。途中で階段からありちゃんが登場、スター感ありありです。(シャレではない)
男役2人も上下から合流。

・『Arkadia』の「マルグリットのように」。さくらのソロです。
「♬私は飾るのマルグリットのように」ってやつですね。

●トークコーナー。
ここは『FROM SAKURA』の主演・さくさくの単独トークです。

「みなさーん、こんにっちわー」

さくさくのご挨拶。
とても元気だが、若干テンションがおかしい気がする。なんというか、宝塚の娘役的に。

・昼回のトーク。

コロナ禍で、お茶飲み会(?)をオンラインでするのがさくさくの周りで流行っていたそうです。
たぶんジェンヌさん同士でやってたのでしょう。そういうネタは『歌劇』だか『宝塚GRAPH』だかにも出てたかも。
オンラインでお話をしながら同じケーキを食べるのだそう。なにそれ可愛い。

で、さくさくが真面目な話をしているときにかぎって画面が止まるらしく……。
実際に「しゃべってるときに画面が止まる」を実演してくれました。

「これはカメラやパソコンの不具合じゃなくて私の不具合です」

ライブ配信に気を遣ってくれてるんですね。
そしてネタが盛り上がらなかったことに対し「帰りたい」と恥ずかしがってました。
いや、コロナ禍だからね。客席も爆笑できないからさ。

しゃべりで噛んだときに「噛んでしまいました」と頬をぺちぺちするのはたまちゃん譲り?

・夜回のトーク。

夜はジョシュ・カウフマンのお話でした。
ジョシュ・カウフマン、ご存じですよね。私は知らんけど。
『たいていのことは20時間で習得できる』の著者です。

さくさくが言うには「なにか知識を得るためには1万時間かかる。でもしろうとがちょっと上手くなったなレベルなら20時間でOKなんですよ」と。

その説明をするために、自分の腕で関数グラフを示してX軸・Y軸だの交点だの……さすが数学脳。
まさかミューサロで数学が出てくると思わなかった。

で、ジョシュ・カウフマンの考えを知ったさくさくは20時間で野球の練習をしたらしいです。

「暁さん見てるかな、緊張する」
バットを振る真似をするさくら。
素人目ですがなんか変な気が。靴がヒールだからじゃないと思う。

・トーク終わり、ハケ際に「ふろむさくらー」と左手を大きく斜めに上げて元気にいうさくさく。
全体に動きが挙動不審気味だけどたぶん通常仕様である。

●『ON THE TOWN』の「ニューヨーク,ニューヨーク」
青いスーツの男役3人で歌います。

・さくさく青いドレスで登場。ひざ下丈、裾がふんわりしてます。
カツラは外はねのショートボブ。

『雨に唄えば』「YOU ARE MY LUCKY STAR」、さくさくのソロです。

・ソナタが傘を持ってきてさくさくに渡す。傘は透明で下の方が街の柄になってるものです。

『雨に唄えば』の「SINGIN’ IN THE RAIN」
途中からありが登場し、デュエットダンスに。

さくらがハケてから、ありのソロダンス。
ダイナミックなバレエ系ダンスです。舞台狭いのに……!でもかっこよかった。
2本指をそろえてスチャッと、そしてウィンク。

6