
星組東京宝塚劇場公演『恋する天動説』の新人公演をライブ配信で見ました。
3月19日(木)18:30開演です。
新人公演担当の演出家は谷垣開さん。よく知らない。新しい方かな。
キャスティング
今回の主演はあいみちゃんこと大希颯氏。105期で研7、ラスト新公です。
新公主演は2回目。
劇団的にほぼ本命であろうつんちゃん(稀惺)と同組配属になった理由はわかりませんが、あいみちゃんもちゃんと路線として扱われる流れでよかった。
新公ヒロインは陽ちゃんこと碧羽さん。107期生、研5。今回が初ヒロインです。
成績優秀で大柄で派手な娘役さん。
ダンスが得意ですが、ほかもいいですよね。今作では本公演でもヒロインの妹の友人といういい役をもらいました。
新公2番手は108期のハセルキ。まだ研4だったのにびっくり。
新公3番手が106期の凰陽くんという布陣。
過去に新公主演・ヒロイン経験者のつんちゃん(105期)となのちゃん(106期)は今回はやや年かさの悪役系の濃ゆいコメディ部分を担う。
本公演は主演と2番手を98期同期のありちゃんともえこが演じる。
幼馴染みにしてライバルの役を同期が演じるというメタ的な楽しさがある。
主演のありちゃんが少年ぽさを残した男役スターで、成長の途上にあるアレックスと重なる。
対し、2番手のもえこは大人っぽい容姿と持ち味で、遊園地の運営をし、街の治安を維持し、困ってる人(本物のアレックス)がいれば手を差し伸べ、アレックスの危機にも共に立ち上がりアレックスの成長のきっかけとなる。アレックスとは同年齢ながら「先輩」のようなポジション。
対し、新人公演。
大柄なあいみアレックスに、比較的小柄なハセルキのレスリー(対もえこ、あいみ)。
あいみちゃんはビジュアルも持ち味も大人っぽい。対し、ハセルキは学年のわりには大人びているものの、学年なりの若さと小柄さに若さが見える。
2人の関係性が違って見えるのも、演じる人が変わるからこその面白さです。
新公主演/アレックス・ニュートン=ジョン/あいみちゃん
今回2度目の新公主演を務めたあいみちゃん。
心臓が強い。
実際のところは知らないが、少なくともそう見える。
新公学年でこれは強い。
埋もれないルックスも強み。
長身に恵まれた体躯。
宝塚なので美しい男役は数多いますが、好みはさておきちょっとクセのある顔で見間違えようがない。
そりゃ受験スクールの先生も「立ってるだけで受かる(から風邪ひいてても受けに行け)」って言うわ。
出てきただけでスター感がバリバリにある上に、歌も芝居もいいし色気もある。
銀橋も堂々としたもの。
役としては、ありちゃんアレックスはモッズの女の子たちを仲間だと思ってそうだけど、あいみアレックスはオンナだと思ってそうだ。
銀橋ソロのあと、モッズチームの女の子たちが寄るところも手を引いたり頭から寄せたりしてるもんな。タラシだった。
ありちゃんは98期中卒、あいみちゃんは105期中卒で、宝塚の学年的にも実年齢的にも7歳さがあるのに、本役さんのほうがピュアで内気で、新公アレックスのほうが大人びて見えるのが面白すぎた。これが持ち味ってもんか。
やさぐれてスカした感じと、留置所でワンコ系になるところの差も愛おしい。
アレックスもレスリーのこと大好きだよなぁ。甘えてるのよ。
アドリブ
新公のアドリブいくつか。
アレックスが風呂に入ってジュースを飲むところ。
「このホテルはみんな緊張してるなー」
「落ち着く」
うん、新公だしね。みんな緊張しててもおかしくない。
ていうかあいみちゃんが緊張してなさすぎ(に見える)のよ。
なのでジュースを飲んでの「落ち着く」が本心に聞こえた。
ラストのコールも新公バージョン。
何度かの「俺のことを大好きか」の問いかけのあとに、
「お前らも言ってもらいたいよなぁ」
「俺たちみんなが大好きかー!?」
と客席に。
そりゃ客席は星組上級生と新公出演者のファンや関係者の集団ですから。
「大好きだー!」の声にも力が入ったことでしょう。

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