月組『ロミオとジュリエット』新公感想・2

2021-01-31月組公演感想,月組

●ジュリエットのみゆもなかなかよかった。
歌も芝居も悪くない。新研3だと思えばそうとう立派。
このへんが月組っぽい抜擢だなぁ。(月組はあんまりヘタなのを上げないよねぇ)
声もかわいい。

みゆジュリは可憐な外見や声に反して内面が肉食系だった。
全力でファッション誌を研究してそう。
そして運命の相手が現れるまで自分磨きにいそしんでいそう。
「なにも知らない16の乙女」であることの商品価値を知っていて、それを高めることに躊躇しなさそうだった。

どことなくねねちゃんぽい。
(ねねジュリに似ているという意味ではない)

はじめてロミオとキスを交わすところも、「よっしゃきた!」と待ち構えていたかのような印象でした。
それでも初めてだから多少のためらいはあるんだけど。

●星輝くんのパリス伯爵はマッシュルームカットでお笑い寄りに作られてました。
舞踏会で髪に大きな羽根がさしてあって、それをティボルトにとられるのは新公オリジナルかな。

本公演では「ぼくと踊るんだ!」と言うところ、新公でが「ぼくと踊るのだ!」と言ってたのには、お前はバカボンのパパかとツッコミを入れたくなりました。

●乳母のはるのちゃんは、芝居は美穂姐のより好きだな。懐が深い。

ただ歌は思ってたよりアレだった。
期待値が高すぎたのはあるんだろうけれど、高音が苦手なのかな。
求められる音域も広くて苦労してた。
歌は美穂姐に完全に軍配があがる。

ジュリエットが結婚のために教会に行くときの目が印象に残る。「支度を急がなくては」ってところ。
ジュリエットに向ける笑顔に切なさがにじむ。
娘を送り出す気持ちなんだね。

●麗奈くんのピーターは楽しそうだった。かわいらしい役作り。

荷車に乗ったマーキューシオから嬉々として花をくわえてたぞ。顔を差し出して。
でもって乳母に先に帰れと言われるところも、嬉々としてベン・マーに着いていってた…。大丈夫か、この使用人。
ある意味、赤と青の戦いから無縁の人だなぁ。

ちなみに「綺麗は汚い」銀橋はとっても95期祭りでした。
ベン・マー・乳母・ピーターが95期だもんよ。違うのロミオだけ。
ほんと95期って面白い。
ちゃぴ筆頭に面白い人材だらけだわ。
(あ、ちなみにちゃぴは新公に出てませんでした)

↓ (以下は公演評とは無関係な話)


●個人的な事情ながら、昨日からちょっと体調を崩してるので更新はゆっくりになると思います。(たいしたことはないんだけど)
週末はまた遠征予定なので、体力回復、体調管理を優先したいと思います。
私の新公評を読みたいという奇特な方は、気長にお待ちいただけるとありがたいです。  <(_ _)>

《追記》7/13 23.20

9割5分復活してます。
ご心配おかけしました。
あたたかいお言葉を下さった方、ありがとうございました。

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