まだ書きかけだった全ツ雪組『愛するには短すぎる』感想の続き。
梅芸で3階席から観ました。
B席は遠いけど嫌いではない。お安いしチケット取りやすいし。
なお、梅田はりーしゃとゆきのが休演中。
本役・りーしゃのバレエ団長のロバート・ストックトンはつーちゃん、オレステス・カラマンディスはあっさんが玉突きで代役に入り、ゆきのが本役のまなはるの妻・ヴィクトリア・スノードンはりりちゃんが代役だったっけな。
・船長はかのゆりでした。
愛短の船長といえば救助訓練のシーンで、たっぷり笑わせていましたね。
この人が、その後ショーでクレオパトラになるとは……。(たぶんヅカファン以外は気づくまい……)
正直なところ救助訓練のくだりは毎回「長いなぁ……」と思ってるんですが、この長さが昔風のレトロさかもしれない……。って、そんなに古い作品じゃないんですけどね。
(なんせ初演はわたとなだし)
・咲ちゃんフレッドの執事にりんきら。
どことなくミサノエール氏を彷彿とさせる演技で……って初演がマヤさんだったか。ハリーだもんね。
ハリーにおけるミサノエールポジションを着々と追っているりんきらである。
毎回アドリブか?と思うほど笑わせてくるけど、ちゃんと台本通りなんだよね。
救命胴衣のくだりでのフレッドへの過保護さ(いや、人命と思えば過保護ではないんだろうけど)とアンソニーへの扱いの粗雑さの差に笑う。
そして実は宝石鑑定ができるというご都合主義感もいっそ楽しい。
・フレッドの婚約者・ナンシー・ブラウンと、女優志願の娘・ドリー・マコーミック(あえての大根)にはばまい。
はばまいちゃんは大変見分けのつけやすいお顔立ちなので、知らない人は混乱しちゃったりしないんだろうか。
プロデューサーのすわっちとあえて性的な関係を持ち、狂言自殺をしてヒロインの座を射止める。
そのわざとらしさも可愛らしい。
・女優・ドリーの恋人兼マネージャー・デイブ・キャシディ役がのりか。
恋人の野心のために自らの恋心は犠牲にして身を引く、良い役どころ。
こういう愛の形もあるのだと、フレッドに教える役ですね。
・舞台プロデューサーのマクニール・オコーナー役はすわっち。
ほどよいかっこよさと色気を出して、でもドリーに振り回されてしてやられるさまを軽妙に。上手い人です。
・クルーの1人で、ピンポイントできっちり笑いをとってくるエンリコは強いなと思いました。
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