ヒロイン・キャサリン=春乃さくらちゃん
新公ヒロインは春乃さくらちゃん。
本役のじゅんはなちゃんとは同期の102期生、歌のうまい娘役さんですね。
じゅんはなちゃんのキャサリンは女優になったほうが似合いそうだったけど、さくらちゃんはザ・知性派。
大人っぽくて、まさに作家のキャサリンでした。知識欲も旺盛そう。
じゅんはなちゃんだと猪突猛進な正義感が見えるけれど、さくらちゃんの場合は落ち着きがあるからか積み上げた知識を基にしたものが大きくて、世界のために作家はなにをすべきかという重い使命感を抱いていそうに感じました。
最後の戦いの場面のソロも春乃さくらちゃんが担当。
主役が命を終わらせる場面でヒロインの声が聞こえるのは、運命めいていますね。
2番手・ヴィセント=こってぃ
こってぃ。渋い。そうか、まだ新公学年やったんか……!という落ち着き。
痩せすぎてない?とちょっと心配になるほどだけど、その研ぎ澄まされた感じが戦時下の精神的な苦しさを思わせました。(でもご飯食べてね……)
ヴィセントに関しては「しょせん外国人」などのセリフがあるためあまりいい印象がないのですが、これらのセリフをこってぃは若さや青さとしてちゃんと表現していたのではないかと。
そう、若いのよね。ヴィセントは。
歌も芝居も安定で、さすが新公の長です。
3番手・アギラール=キョロちゃん
3番手・アギラールのキョロちゃん=あのんくんには「体格の良さからくる圧ってあるよね」と。
ずんちゃんのアギラールは演技として素晴らしいですが、「悪役」という立ち位置だと体格や持ち味って大事だよねと思いました。あの体格は悪役としても有利だ。
ちょっと顔が丸めだったので「ごはん美味しかったのかな」とか余計なことを思ってしまい、すまん。
他。新公のみなさんについて
・ラ・パッショナリアすずこちゃん。
天を衝くような超ソプラノのイメージが強いのですが、こういう地声系の歌も素敵。
・市長役の雪輝くんもいい歌を聴かせてくれました。
・歌といえばここさくも。アニータ役で占いの歌を。
彼女も歌の上手い娘役さん。
春乃さくらちゃんといい、ここさくといい、元月娘1の美園さくらちゃんといい、「さくら」と名前がつく娘役さんには歌うましかおらんのか?
・女優・エレン役のサラちゃんはほんっと美人! はまり役でしたね。
華やかさと美貌の圧がすごくて、押し出しの良さもあってまさにハリウッド女優。
新公キャサリンがいかにも作家らしかったので、2人の差異が大きく感じられました。そうなると、なぜジョルジュがキャサリンを選んだのかよくわかる。
・まっぷーの役(=パオロ・カレラス)に真白君。上手い。本公演でもいけそう。
ただ宙組男役の中にいると小柄で損だよね。
なんかもったいない。
・キャサリンの孫にはひばりちゃん。ちょっとうらら様っぽかった。
・オリンピアーダ達はちょっと印象が薄い。
本公演でも思ったけどみんなまとまって登場するから、一人ひとりの個性を把握しにくいんだよね。
その中でもりせくんは美貌が目に留まりました。
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