
東京宝塚劇場『ボー・ブランメル~美しすぎた男~』新人公演の感想の続き。
新公2番手/プリンス・オブ・ウェールズ/エンリコ
プリンス・オブ・ウェールズ(本役・せおっち)を演じたのはエンリコ。
108期、研4です。まだ若いが、劇団から推されてもいるし経験値はある。
エンリコのプリンスはまず、存在が明るい。パワフルさが感じられるのは顔立ちのせいもあるのかな。
力強く国を引っ張っていきそうな雰囲気があるよね。現状では金食い虫の遊び人だけどさ。
きれいな人大好き、きれいな服も大好きで、周囲を振り回すけれど愛嬌があるからか許されてる感じがある。
ブランメルとハリエットに裏切られての銀橋での歌は、感情がぐちゃぐちゃになった困惑と、ラストの吼えるような怒りの熱量が素晴らしかった。
台上での椅子に座ってのちょこちょこ移動は、セットが派手に揺れていて心配になった(笑)。
こういうのもご愛嬌。
ウィリアム・ブランメル/のりぴー
のりぴー演じる父(ウィリアム・ブランメル)の安定感もすごいな。(本役はすわっち)
歌もよかった。
本公演での舞台になじむバランス感覚も素晴らしいけど、うってかわっての悪役も光るよね。
ていうか、ロビンのときもよかったし、悪役のほうが生き生きしてる気がする。
その他いろいろ
雪組新公ハンティングの森。
「子」「丑」「寅」「卯」「辰!……この森に?」「午……!?……パカラッパカラッパカラッパカラッ……」
と馬のモノマネで退場したのはあーさの初日ご挨拶のリスペクトですか?
新人公演は衣装部隊のみなさんが娘役さんです。
可愛いよ可愛い。
本公演の男役さんより小さいので、小人さんたちが魔法で洋服を作ってるみたいな雰囲気があった。
バイトでしれっといるありさちゃんはわかった。
「すっぱーい」の娘役さん、可愛かったですね。
ジェンキンソン霧乃くんの上手さ、安定感は今回も万全。(本役はかせきょー)
新公学年ながら、専科さん的なものを感じるのよ。
リトル・ジョージ(本役はみちちゃん)のさあらちゃんも恐怖の表現が生々しくて上手い。
ヤーマス卿夫妻(海咲くん、美影さん)はコミカルに。
新公はより派手な動きで魅せた。
ジョン・ウィルソン・クローカーの夢翔くん。
「革命を」は本役・さんちゃんは激しやすいヤバみが出てたけど、新公の夢翔くんだとやむにやまれぬ選択肢のひとつに聞こえる。
気弱なひとが見せる追い詰められた選択かな。(それはそれで怖いんだけど)
デボンシァ公爵夫人の白綺さん、きれいになったなぁ。(本役はかすみさなちゃん)
こちらも入団首席だけある実力派娘役さん。
本役さんが話題になりすぎて……だけど、貫禄や底知れぬ怖さはじゅうぶんでした。歌えるのって強い。
シェリダン胡蝶くん(本役・はいちゃん)美しい。
センターパートの前髪は、自分の美しさをわかってる感があるな。
ハリエットを救いに行く夜会のとき、デボンシァ公爵夫人邸のガラスにびっしりとロココの夢たちが張り付いてるの、新公で初めて知ったわ。怖かった。


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