『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』新公感想・1
『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』の新人公演を観てきました。
短縮版なので、カットされた部分や本公演とは違った演出になってる部分が多々あります。
ちなみに新公担当は児玉っち。
●オーベルシュタインによる銀河帝国史は割愛。
ラップ先輩の亡くなるアスターテの戦いのシーンはなし。
いきなりラインハルトらの歌(=銀河の覇者)からはじまる。
おかげでジェシカ登場のくだりがいまいち意味わかんなくなったよ。
●紗幕に映す写真を使えないからか、ルビンスキーらの状況説明には皇帝一家の写真なし。
撮り直しはしなかったようだ。
しかし写真つきの家系図なしでは、貴族らの姻戚関係はわかんないぞ!
●帝国元帥任命式典もはじめのほうは省略。
ここでアンネローゼが出てこないので、ベーネミュンデがなにを大騒ぎしてるのかわかりにくい。
ヒルダも紹介なしで舞台上にいるので、ラインハルトが彼女を連れて逃亡したところではほぼ「アンタ誰」状態。
キルヒアイスと双璧にまとわりつく女たちより、アンネローゼとヒルダの紹介のほうが重要だろうに。
●ラインハルトたちの幼少時代は、キルヒアイスとアンネローゼの会話(思い出語り)でのみ語られる。
「しかし、そんな日々は長くは続かなかった」みたいなセリフをキルヒアイスが言ってたんだけど、普通の会話でそんな物言いをする奴があるだろうか。
原田くん並の説明セリフだな、おい。
●オーベルシュタイン初登場シーンでアドリブ。
「ビッテンフェルト殿、食堂が閉まります」
(オーベルシュタインにすごみながら)「食堂が閉まるだと?!」(あっさりと)「行こう」みたいな感じ。
ここはウケてた。
●オペラ座のシーンもほぼ割愛。
アンネローゼ様は出てこなかった。
ベーネミュンデと貴族たちがつながったところからスタート。
●恋人たちのシーン、チェスの場面も割愛。
それに続く同盟軍との戦いもなし。
ビッテンフェルトの見せ場もなし。
当然オフレッサーも出てこなかった。
このへんはルビンスキーたちのセリフで処理してたかな(把握しきれてない)。
出演者らの演技その他に関してはまた別にまとめますが、全体に「もうひと押し欲しい」と思うことが多い新公でした。
下手ではなくても決め手に欠ける感じが多くて……。
主演者あいさつのりくくんの第一声「本日は」、カテコでの第一声「今日の」でともに声がおかしくなり、客席は爆笑の渦に包まれました。
上擦っちゃったのかね。
一度ならず二度までも、たった一言で笑いをとるりくくんすげぇや。
(本人は不本意だろうが)
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