110期生文化祭をみたんだ・2

文化祭,音楽学校

2月18日(日)に観た「宝塚音楽学校第110期生文化祭」の感想です。

第1部 日本舞踊

日本舞踊の「歌手ソロ」は2人。

最初は娘役ソロが1人で舞台へ。
歌は毎年恒例の「清く正しく美しく」です。

もう1人のソロ娘役と歌手男役2名、娘役4名が出てきて舞台の左右へ。
歌は途中でもう1人の娘役と交代しました。

歌は、最初の娘役さんが正統派な感じでちょっと星のほのかちゃんを思わせました。
出身校はデンフタですか。お嬢様っっ。

次に出たソロ娘役さんはお顔がまどかっぽいなぁと。声もまろやかです。

日舞センターはおそらく首席娘役ちゃん。
このあと歌も芝居もダンスも活躍していましたね。
無双感がすごい。

ビジュアルは華奢で小顔、愛くるしいお顔です。
人気出るの、わかるわぁ。

予科生コーラス

予科生コーラスは毎年2曲、公演回によって楽曲が違います。

今年は初日を含む3回が
・世界のいちばん遠い土地へ
・心の瞳

千秋楽を含む3回が
・世界のいちばん遠い土地へ
・リフレイン
でした。

111期生の歌も素敵なんですが、曲が変わるときの前列後列の入れ替わりも見事だなぁと。
真横を向いて隙間なくザッと入れ替わる。これも訓練だわ。

クラシック・ヴォーカル

今年の「クラシック・ヴォーカル」は男女各1名ずつ。

まず男役はオペレッタ『微笑みの国』より「君はわが心のすべて」。
この人、顔の中身が花のほのかちゃんだわ……。
表情のつけかたや目の輝きも似てる。
脚も長い。入団後、そのうち痩せるでしょう(とこれは願いをこめて)。

プログラムに書いてあるアピールポイントが「声量」だけある声の大きさでした。

娘役は首席さん。
オペラ『トスカ』より「歌に生き、恋に生き」。
少し緊張しているようにも見えましたが、きれいな歌声でした。

ポピュラー・ヴォーカル

楽曲とメインの人数を置いときます。(ほかにコーラスが入ってることもある)

「アイ・ラブ・レビュー」男役4人

「パレード・タカラヅカ」男役5人

「PARFUM DE PARIS」娘役3人

「私のヴァンパイア」娘役ソロ

「夢を見れば…」男役2人

「夢の果てに」男役ソロ

「心の翼」男役ソロ

「小さな花がひらいた」~「もう涙とはおさらばさ」メインは娘役1人、ほか男役3名、娘役4名

「雨の凱旋門」娘役ソロ

「ザ・ビューティーズ!」男役6名

「スイート・タイフーン」娘役4名

「白い花がほほえむ」娘役ソロ

「幸せの鐘の鳴る日」男役ソロ

「この愛よ永遠に」娘役トリオほか全員

娘役でソロを貰って目立ってたのは、首席さんと日舞ソロ歌手の2人。ラストのトリオもこの3人です。
この3人はアピールポイントも歌や声に関するもので、自信のほどがみえます。
じっさいに上手いです。

「心の翼」を歌ったのは次席男役さん。
アピールポイントが「丈夫な体と気概」。うん、なんかわかる。

最初の曲「アイ・ラブ・レビュー」のときだったと思うんですが、オディセ系のビジュアルの人がいましたよね。
顔が良くて、早くも似合うリーゼント作れるのは強いな。

2曲目「パレード・タカラヅカ」のときは月のしゅりんぷ系の男役さんがいたような。
小顔で小柄でギラギラしてるの。
体格に恵まれないからこそのパワフルさってあるよね。
わりとダンサー扱いされてた気が。

「PARFUM DE PARIS」のダンスはバレエ的で、とても手がきれいな娘役さんがいました。

「小さな花がひらいた」~「もう涙とはおさらばさ」は男役らしい衣装のまま子供っぽい演技をする(土をいじったり座って泣いたり)というなかなかにシュールなものですが、中に包容力のありそうな男役さんがいましたね。

全体的に歌の上手い110期生でした。

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