『桜華に舞え -SAMURAI The FINAL-』感想・6

・吹優さんが『学問のススメ』を読むところで「それでは聞いて下さい」って言うので、毎回、風ちゃんリサイタルが始まるんじゃないかとどきどきしてた。
やってくれてもいいのよ。

でもそのあと始まる歌が『学問のススメ』じゃないのでがくっとくる。
(いや、「天は人の上に~」って歌われても困るけど)

・桐野と西郷の、つまりみっちゃんとさやかさんの銀橋場面がよかった。
芝居上の会話に、中の人たちの関係性がオーバーラップする。

「しっかし幕末から今日まで色々あったなぁ」
「おはんと初めて出会うた日が昨日のこつのごっちゃ」

退団者のこれまでや別れを感じさせるセリフが入ることは宝塚ではままあるけれど、ここまでうまく入ってるのはそうそうない。

「半次郎、鹿児島帰っか?」
「お供してもよすごあすか?」

縁の深かった2人の同時退団が心に沁みて涙腺を刺激される。

・桐野や隼太郎たちをいじめる上士たちがうまくて、星組の若手やるなぁ!と思う。
星組って「まずは勢い」「とりあえずやっちゃえ」系のイメージなんだけど、若手はそうでもないのかな。

・「ユダス・マカベウス」の音楽で、かいちゃんとポコちゃんが立っている姿にぐっとくる。
西郷らとは心ならずも敵味方に分かれたものの、相手を愛し認めている。
切ないまでの敬意や友情を感じる。

・最後の戦いが始まるとき、薩摩琵琶の音色にあわせてみんなが見得をきるところ。
あれめっっっちゃ好き!

サイトーくん、ナイス演出だわ!!

・研1にして役とセリフがついた岩熊役の天飛くん。(成績いいからねー)
彼は蘭寿さんにちょっと似てるなと思ってたけど、宙のそらが何割か入ってるなと4回目くらいに思いました。

ちなみに『ル・サンク』ではわざわざ「美青年村田岩熊」と書かれてます。
美青年という響きと岩熊という名前とあの濃ゆい顔の食い合わせがなんとも言えません。

そして岩熊、西南戦争ではえらいきらきらしい衣装で登場するから「お前はどこぞの殿か!」って突っ込みたくなった。
そりゃ撃たれるわ。

・礼くんが撃たれて倒れるときのクルッが綺麗だなーといつも見とれる。
ダンス場面じゃなくても動きが美しいんだ。

・「泣こかい 飛ぼかい 泣こよかひっ飛べ」
これから何か悩んだとき自分を支えてくれそうないい言葉です。

宝塚が明日を生きる力になれたら、とジェンヌさんや演出家の先生が言うことがありますが、この言葉ほどそれを強く感じることはありません。

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